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2015/01/25

Megpoid English、YMOの「The Madmen」カバー

 「おらといっしょにぱらいそさいくだ!」 ぼりぼり

 楽曲の元ネタというかインスパイア元は諸星大二郎氏のマンガ「マッドメン」とか。ちなみに冒頭のセリフ(うろ覚え)は同氏の別の作品(「生命の木」)からで、私の世代の伝奇マンガ好きなら必ず知っていなきゃならなかったセリフですね、あとヒルコの鳴き声とか。

2014/12/07

Megpoid English、YMOの「シムーン」カバー

 日本語では敢えて「シムーン」、アルバム「イエロー・マジック・オーケストラ(日本版)」の同曲に対する自分なりのイメージをかなり引きずった音作りになってます。最小限のリバーブ(残響をシミュレートするエフェクター)の使用と波形丸出しのシンセ音が一種のコンセプトで、ミックス名の通り、2種類のパーカッション(ジィー、チン!)を除いて、音は全てソフトシンセZ3TA+2(ゼータ・プラス・ツー)で作ってます。ドラム音とベースは正弦波とノイズだけ、風音はノイズだけ、他の音は矩形波が絶対入ってます。

 あ、DAWをCubase 7.5からCubase Pro 8にアップグレードしました。レンダリングエンジンが軽くなっている(リアルタイム再生時のCPU負荷が下がっている)のはメーカーの謳い文句通りです。ただしバッファサイズを小さくするとリアルタイム再生時にノイズが発生し易い傾向があります。

 FL StudioBitwig StudioへのDAW乗り換えも考慮しましたが、一旦使い慣れたもの変えるのはやっぱり敷居が高いですね。複数のグレードを揃えたアプリケーションであっても、欲しい機能の有無にこだわれば結局最高グレードを購入せざるを得ない訳で、導入コストも必然的に高くなります。ただ、FL Studioは無償でアップグレードし続けられるので5年単位ぐらいで見れば元は取れるでしょう。Bitwig Studioはバージョンが1.0から1.1に上がることと年末(会計年度末)ということもあってか、1月中旬まで少し安い価格で購入できるようです。円安が進行している昨今でも、国内代理店経由より海外のメーカーサイトで直接ダウンロード購入した方が安い、というのは何とも。

 Megpoid音声はエフェクトを除くとPiapro Studio出力のまま、調整は無しです。もちっと音は丸めた方が良っかなぁ。

おまけ

2014/07/19

「東風」Megpoidカバーオルタナティブミックス、リビジョン0

 結局のところ先のバージョン、ミックスとの違いなんてやった人間にしか分からない。先のミックスが「オケではなくインスト有りき」だったのであれば、今回のミックスは「GUMI有りき」と言える。

 「東風」はインスト曲として既に優れているから、曲が組み上がった段階でやっぱり音や音量のバランスを取ってしまう。先のミックスは既にあるインスト曲にGUMIを被せただけ、というのが実態だった。今回のミックスでの考え方は全く逆、GUMIをどん!と中央に据えてから周囲を整えていったという訳だ。

 印象は変わらないと思うけど、音数が減っていることや、ベースやバスドラムといった低音域の音量がかなり抑えられていることはこの種の作業をしたことがある人なら直ぐ分かる筈。もうひとつ気を使ったのは「モノラルにしてもそこそこ聞けること」、AMラジオ放送でもそんなに印象が変わらないものにしたいというイメージだ。これは単なるかつてエアチェック好きだったおっさんのノスタルジーという側面だけでなく、音場を作り込み過ぎずに聞き易くするための予防線という側面をも持っている。

 あと、3:06辺りに明確な違い有り。

2014/06/22

近況、十六度。:2時間でここまで2題

 本日は昼飯と夕飯の間に「2時間でここまで」×2に挑戦。

 要は使える時間を明確に区切った上でベストエフォートでどこまで行けるかを試すということなのだが、重要なのはアウトプットを事前に見積っておくこと。目的が「自分の今の調子や実力を適切に見積もれるか」をチェックすることだからだ。結論から言うと、一題は50点ぐらいで失敗、もう一題はかろうじて60点の合格ぐらい。

 ただし、お題はお気楽なものだ。

一題目:宇宙戦艦ヤマト(1974)のガミラス三段空母(多層空母)の画像をネットで収集、形状を検討し、Lightwave3D(3DCGアプリ)上でプロトタイプモデリング(スケッチみたなもの)まで終える・・・50点

 そもそもの躓きはアングルド・デッキの有無。

 年齢的には「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士達」世代なので、ガミラス三段空母の形状はバンダイのプラモデルが記憶上の基準。加えて、「デザインモチーフは第二次世界大戦の空母」、「宇宙空間で何故アングルド・デッキ?、しかも多層デッキなのに」という思い込みから「アングルド・デッキはあり得ない」とそれまで確信していたのだ。が、ちょっとググるだけでそうは問屋が卸さない事が分かった。宮武氏のデザイン画はやっぱりアングルド・デッキっぽいよね?

 「アングルド・デッキごときで何の騒ぎ」と思うかも知れないけれど、実在の空母のアングルド・デッキの向き(角度)や長さには根拠がある訳で、ただ船の進行方向から傾いた向きのデッキがあれば良いって訳じゃない。別にデザイン画の解釈も理詰めであるべし、と言いたいのではないので念の為。

 デザイン画から想定されるアングルド・デッキの幅、長さが実在の米国原子力空母と比して余りに小さめなので、「アングルド・デッキと解釈すべきか?」と言う、より根本的な疑問にぶち当たってしまったというのが正直なところだ。単なる張り出しという解釈も可能だけど、それもどうかなぁって感じで、Lightwave3Dを立ち上げたところでタイムアウト。船底部の処理も含め、宿題を残した形だ。

二題目:死蔵状態のソフトウェアドラムマシン、Arturia SPARKのCubase7.5(DAW)上でのワークフローを理解するため、これと既存の楽曲データを使って兎に角一曲でっちあげる。・・・60点

  プリセットの様々なドラムパターンを20分ぐらい聞きまくってから方向性と使う楽曲データを決定し、10分程でマニュアルの必要個所だけ読んで必要な操作を確認、後は淡々とデータ編集と音量調整に終始した。

 SPARKはドラムパターンをドラッグ&ドロップでDAWのトラック上にMIDIデータとして配置できるので、今回はその機能押し一本でやってみた。従って、ドラムパターンの一部変更は全てDAW上だ。まぁ、一度決めた方向性は時間的に変えようがないので、「やりたかった事」は割と伝わるんじゃないかなぁ。

 既存の楽曲データからザクザクとデータを削っていくのはやっぱり快感。コード(和音)は捨てたが、ベース音は微妙に入れてある。あと、SPARKのコンプレッサの癖が今ひとつ掴めず、音量調整はまだまだという感じ。もう少しパート毎で音量差をつけたかったんですがね。

 "Alternative3"は文字通り「第3の選択」、3つ目のミックス違いだったからで、昔の英国TV番組や細野晴臣さんの楽曲とは無関係ですよ。

2014/06/18

「音楽の計画」Megpoidカバー、リビジョン1

 イコライザで20Hz未満の低周波数成分をばっさり落としてみた、と言うのがリビジョン0との違い。個人的には中央のバスドラムが煩すぎるぐらいが好みなのだが、如何せんMegpoid音声と上手く音の位置が分離できない原因となっていたのだ。

 20Hz未満の周波数成分はMegpoid音声自体も結構含むので、この周波数帯域成分をばっさり落としてやると、Megpoid音声は全体に上に移動して聞こえるようになる。対して高周波成分をそもそもほとんど持っていないバスドラムの音はほとんど上下には動かず、低周波数の「もこもこ」成分が無くなった分輪郭がはっきりする。かくて、Megpoid音声とバスドラムの位置がより分離できた、という訳だ。これは一種のマスタリング作業かもね。

2014/06/17

「音楽の計画」Megpoidカバー、リビジョン0

 ちょっと晒してからリビジョン上げましょう、という感じ。しっかし最近Youtube調子悪いなぁ…

2014/06/01

「東風」Megpoidカバー、リビジョン1

 リビジョンアップ、基本的にこれでフィックスです。エレクトリックタム音の追加、音量バランス再調整、日本語歌詞の発声タイミング再調整など。

2014/05/27

「中国女」Google Translateカバー(笑)

 「中国女」、YMOらしいっちゃらしい曲なのだが、面白い楽曲かと言うとやっぱり余り面白くはないってことを痛感。アイディアも湧かんし、だんだんいじってるのも苦痛になってきたのでいったん放置することに。

 仏語は「グーグル翻訳」でっせ。

2014/05/21

中国女/Megpoidカバーのスタブ

 飽きるまでは突っ走る性分故か、とにかく前進。「マッドピエロ」、「東風」と来た以上は、所謂「ゴダール3部作」の残りである「中国女」までは行かなくちゃいかん、とその一念のみ。曲の好き嫌いとは全く別次元の一種の様式美みたいなもんだ。

 実は昨朝に毎年恒例の関節痛を発症、季節の変わり目に腰と膝が痛んでほとんど動けなくなる状況となっており会社も休んでいるのだが、今日午後になってなんとか痛みが引いてきたのでささっと以前に一度組んだものを整えてみた。

 ドラムパターンなんて組んでられないから、今回のリズムは全てフリーのループサンプルで組んでみた。どうもループサンプルは上手く使えなくて今まで完成版に使ったことはなかったのだが、今回はドラムパターンへの要求が明確だったので、直ぐに良さげなデータを見つけることができた。今後は飛び道具的にループサンプルも使っていくようになりそうな気配。

 フランス語部分はグーグル翻訳の発話結果を録音し、取り敢えず貼り付けてみたところ。音声データの切った張ったはまだこれからだ。

 あ、KRAFTWERKっぽい「ぴゅん!」って音はZ3TA+2の自作音ですよ。

 あ、動画では"Megpoid Whisper"になってますが、実際はもちろん"Megpoid English"。拙速はいかんですなぁ。

2014/05/19

「東風」Megpoidカバー、リビジョン0

 前にも書いた事があるけど、素人目には「東風」という曲は構成が綿密な癖に強靭だ。宇宙戦艦ヤマトだって2199で獲得できたのは強靭さだけで構成(ストーリー展開)には綿密さが全く無かったことを思うと、両方備えた「東風」はやっぱり名曲なんだなと思う。実のところ、中間部(の音を残した部分)以外は全然好きではないのだが。

 ここで強靭さって呼んでいる特性は、具体的には「うっかりするとあっさりカッコ良くまとまってしまう」というところだ。「東風」自体が「東風らしさ」をいたるところに備えている、とも言い換えても良いかもしれない。だから、音楽に対して真摯ではない生半可な覚悟しか持たない人間がこの曲の解体、再構築を試みても、結局「東風」か「東風ではない別の何か」のいずれかしかならない気がしてしょうがない。もちろん、覚悟の無い私はそんなこと試みない。

 これはそういうもの。

2014/05/18

東風/YMOカバーのスタブ:その2

 まぁ70%ぐらいの完成度でしょうか。ハマるかな?と思って他人(?)の笑い声を入れてみたけれど見事なまでのミスマッチ、ホラー風味まで漂う有様でおそらく不採用です。

 Cubase7.5+PiaproStudioの組み合わせには基本的に不満無し、安定しているし編集もし易いです。V3エディターの完成度が低すぎるってのが如実に分かります。PiaproStudoはただのフロントエンドなんでしょうが、少なくともMegpoidシリーズでは変なノイズに悩まされた記憶がありません。明日にはバウンス(Waveファイルへの書き出し)して、発声タイミング、音程、フォルマントの調整開始ですね。

 英語歌詞はあくまで空耳。ネットから拾った歌詞から2ヶ所変更してます。
  • You know about me? => Do you know'bout me?
    オリジナルでは絶対"Do"って言ってるだろう?
  • There is Tong Poo. => That's rhythm of Tong Poo.
    そもそも音節が足りないし、英語として完全に意味不明。3音節目の"th"の音と歌詞の文脈から「まさにそれが東風のリズム!」というニュアンスを出すべく採用。頭が"That's"であるべきなのか"It's"であるべきかはネイティブじゃないワシには分からんが、オリジナルの頭(追加した第1音節)は"th"っぽく聞こえるけどね。"This is"だと音節が多すぎちゃって困るのぉ~、こ~ま~るのぉ~♪

2014/05/09

アルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」と言えば、

米国版と国内盤がある。私がCDで最初に入手したのは米国版で、そのころは国内版のCDはまだ流通していなかったんじゃなかろうか。いずれにしても25年ほど昔のことだ。

 私は別にYMOファンではないので、国内版はiTunesで購入したのが初めてで、さして聞き込むこともしてこなかった。が、昨日の出張の移動中に米国版と国内版を「分析的」に聴き比べてみて、余りの違いに(やっと)驚いた次第。ファンなら常識なんだろうけどさ。

 とにかく米国版が「如何に分かり易いミックスとなっている」かが良く分かった。「アフター・サーヴィス」に収録されているライブ音源の分かり易さはおそらく米国版譲りなのだろう。ここで言う「分かり易さ」とは、①リズムが取り易い、②余分な音が無い、の2点に尽きる。

 例えば国内版の「東風」には、左端に「エッジの立っていないスクラッチノイズ」みたいな音が入っている。アタックが弱いせいで、この音に気を取られるとリズムが分からなくなってくる。米国版にはこの音は無い。「マッドピエロ」も国内版はちょっとリズムが変態的だ。おそらく特定の音に利かせているディレイ成分の音量が大きく、またドラム音のアタックもけっこう鈍いので、これまたリズムが分からなくなってくる。

 国内版ってのは「高尚」っていうのではなくて「ひねくれてる」って感じの毒入り品、米国版は「ひねくれ感」という「毒」を薄皮を剥くように取り除いたもの、むしろ国内版で隠されていた本性がむき出しにされたもの、じゃないかなという感じ。国内版はシャイな訳だ。

 国内版は、もう格好良いどころかむしろダサいぐらいで、本来のYMOの方向性ってそうだったのかもな、などと思わせるところがある。まぁ、「東風」なんて改めて真面目に聞くと色々と発見があるものだ。米国版では冒頭にドンカマがクロストークで入っちゃってる、みたいな話では無くて、構成とかにね。

2014/05/08

検索ワードラウンドアップ:その6+東風/YMOカバーのスタブ

 久々のアクセス解析:検索ワードラウンドアップ。ちょっとしたシンクロ感というか、タイムリーだったので。で、おやと思った検索キーワードは…

 ソフトシンセは2?3本あれば十分だろ?

 う~ん、これは色々と悩ましい。自分の環境から言うと、ソフトシンセ(サンプラーは除く)は以下の3つで確かにやりたいことはほぼカバーできる。
  • 音色作り用:Cakewalk Z3TA+2
     元々Cakewalk PsynIIが「音色作り用」だったのだが、開発も終了し、OSの64bit環境移行後に使えなくなったことも受け、Z3TA+2への完全移行を決断して購入した。ちなみにPsynIIは、これまた開発が終了した初期のDAW、Cakewalk Project5の添付ソフトシンセだった。「決断した」とか大げさに思うかもしれないけれど、「欲しい音が明確な」場合に「その音が作れる」ソフトシンセを持っておくことは「音色作り好き」にとっては重要で、新しいソフトシンセを使うということは「一から音色作り手順を勉強する」覚悟が要る。
     音色作りのフローの分かり易さとエフェクトを使わなければCPU負荷が低いのがZ3TA+2の魅力だ。欠点は、最初のとっつきにくさと、音色作りの観点から肝心なことがマニュアルに一切書かれていないこと(操作方法しか書かれていない。ある意味致命的かも)。
  • ベース用:NI Razor または NI REAKTOR(自作シンセ)
     ベース音はRazorで仮音を取り敢えず設定し、必要に応じてREAKTOR上に組んである物理モデリング音源かZ3TA+2で作った音に後で差し替えるのがよくあるパターンだ。Razorで一から音を作ることはしないけど、プリセット音のバリエーションは着々と増えている。
     Safe Bass機能がなければ実は貧相なソフトシンセという気がしないでもないが、実用性と言う観点からはSafe Bass機能は無敵だ。またボコーダーは使い易いし、そのバリエーションが多いのも魅力だ。
  • プリセット、サンプルが豊富:KV331 Synthmaster
     「あの曲のあの音が欲しい」時に便利なソフトシンセ。CPU負荷がもう少し低ければ、「音色作り用」の座をZ3TA+2から奪っていたかも知れない。使用頻度は「3曲中1曲に1音色」ぐらいで、問題なければとっととフリーズやバウンスしてしまう。
     私個人は、「ビンテージシンセ(ハードウェア)をそのままシミュレートしたソフトシンセ」については否定的な立場だ。果たして的確な例えかどうか分からないが、「ミニ(車ね)に乗りたかったんだけど、ミニっぽいデザインの別の車に乗ってます」というのはツマらんだろう、みたいな感じで、「Moogの音が欲しいならMoogを使え」っていう極論が自分の信じるところということ。Synthmasterならば十分にMoogっぽい音やDXシリーズっぽい音は出せる訳で、ならばそれを使い込めばMoogシンセやDXシリーズをシミュレートした別のソフトシンセなんか要らんでしょうということです。
     実際のところ、Synthmasterは個人的にはオーバースペックなぐらいで、音色作りのフローの分かり易さはおそらくZ3TA+2より上。
ちなみに海外のソフトシンセメーカーは年末やらバレンタインやらとにかくセールが多いので、欲しいソフトシンセがある場合はそのメーカーのウェブページをまめにチェックするのが吉。$100ディスカウントとか、半額とか当たり前だったりするからね。
  • サンプラー:Cakewalk D-Pro64bit
     基本的にピアノ、弦楽器音源。以前に使っていたDAW、Cakewalk Sonar X1添付で、Cubase移行後も使っている。
  • サンプラー(ドラム音源):Steinberg Groove Agent SE
     DAW Cubase7.5添付。実際のところ、スネアとかはZ3TA+2で作って書き出したWaveデータに差し替えることが多い。音の差し替えはドラッグ&ドロップで直ぐ出来るので便利。
  • サンプラー:NI KONTAKT
     ドラム音源NI DM-307とSoundironのコーラス系サンプルデータを使うためにインターフェースとの位置付け。
さて、直近の使用例、「東風」のカバーでは下記の方針で落ち着いてます。非常に緻密に組み立てられている楽曲なので、音色数は抑えた方がまとまり易いかなぁ…とか思います。
  • ピアノ:3種類使っている。ピアノまんまな音はD-Pro、他はSoundironのIron Pack1(サンプルパック)をKONTAKTで再生。ちなみにIron Pack1は$1.99(現在は$2.99)で喫茶店のコーヒー1杯よりも安いね。
  • ベース:2種類使っている。Z3TA+2と、REAKTOR & Z3TA+2。
  • ピアノ以外:Z3TA+2の1種類。冒頭の「ぎー」って感じの音やシンセブラスっぽい音は実は同一音色。低めの音程域では「ぎー」となるが、中程度の音程域ではシンセブラスっぽく、高めの音程ではフィルターの特性のせいで音が痩せるためシンセストリングスっぽくなるという我ながら上出来な自作音色ですよ。
  • ドラム:Groove Agent SEのみ。ただし、複数出力チャンネルを用いていて、チャンネル毎にエフェクトのかけ方が全く変えてあります。
はい、ではサンプルです。あくまで最初の暫定仮ミックスですので念のため。ラストの処理はまだ決めてませんし、英語歌詞は聞き取りなので空耳ご容赦くだされ。

2014/02/10

音楽の計画 feat. Megpoid Eng. WIP

 ベース音をどうするかで悩んでいた「音楽の計画」のカバー、単純にサイン波にすることで全体のイメージが明確化した。合わせて全体のZ3TA+2シンセとドラムの音色も見直した。

 やっぱりMIKU V3 Eng.は使い物にならないなぁ…というのが結論。3kHz付近の音量が全くなくて、既にボコーダーを通した音にしか聞こえない。3kHz付近の有無はやはり歌声の印象が違う。オーケストラに負けない声には声量よりも3kHz付近の周波数成分が必要なのだそうだ。

 Piapro Studioにはメモリーリークっぽいバグはあるようで、やや不安定。とは言え、スタンドアローン版のV3エディターよりも作業効率は圧倒的に高いことは明言しておこう。

 あ、Work in Progress / WIP は「作業中」の意味ですよ。

2014/02/02

マッドピエロ/YMOのMegpoidカバー

 元々ピコピコサウンドなのに更にピコピコに。でもアルペジエータは使いませんよ、ディレイ成分も打ち込みです。シンセの最大同時発声数は5!意地でも5!理由は自分でも分かりません!

 シンセの波形は矩形波、パルス波、ホワイトノイズ限定。ではどうぞ。

2014/01/20

ほとんど自作ダブリングツールのテストだなぁ

 良く言うダブリングとは「複数回のボーカルテイクを重ねる」こと。ここでのダブリングは「モノラル音を左右に分離して配置する」ことだ。

 ボーカルを後から入れることを前提としたオケでは、ボーカルが入れるように左右方向の中央には音を余り配置しない。そのため、単一の音を中央から少し左右にずらしてそれぞれ配置するニーズがある。これまではセンドなどを使って左右に分離して音を配置することをやってきたのだが、どうせならREAKTOR5で専用ツール(エフェクタ)を作っちゃいましょうよ、というそれだけの話。ぶっちゃけ、面倒くさいということ。

 原理は単純で、
  • 入力音をモノラルにする。
  • モノラル出力を同じ音量で2つに分ける。
  • 分けた音のうち、一方のみにディレイ(時間遅れエファクタ)をかける。
  • ディレイをかけた音の音量をちょっとだけ大きくする。
  • 分けた音をそれぞれ左右のチャンネルに割り振る。
で終了だ。REAKTOR5を使えば、遅れ時間、遅れ側の音の音量調整、左右チャンネルへの割り振り割合(分離なしの中央配置から左右完全分離配置まで)の3つのパラメータを持つダブリングツールなんて5分もあれば作れてしまう。

 で、早速使ってみたのがコレ。出来上がりに明確なイメージ、或いは「こういう風にしたい」というイメージを持っていないとこんな酷いミックスになりますよ、という好例かも。音数減らしても煩い感じは全くもって上手くない。が、作成したダブリングツールが大活躍なのだ。

2014/01/13

2014年打ち込み始め

 ボーカロイド用オケ「Simoon」です。

 年末年始に実家に帰った際、もう25年ぐらい前の手書きの楽譜を数曲分発見。おそらく、雑誌か何かに掲載されていたバンドスコアを手書きコピーしたものかと思いますが、さっぱり記憶が無いという(笑)。

 楽譜さえあれば打ち込むだけ、ということで昨日反日、もとい半日かけてでっちあげました。

 リズム部は楽譜を無視し、YMO版よりもLogic System版に近いイメージで組んでみました。ダラブッカ(アラブ圏のドラム)の音(ワンショット)は以前にウズベクの曲をカバーした際にネット上から入手済みで、演奏方法なども調べた経験があるので、そこそこそれっぽく出来たんじゃないかと。

 歌メロをなぞるようなpadはPadshopのプリセット音ですが、それ以外の音は全てZ3TA+2、ベースから風音まで極力自作音ということで。

2013/11/10

2013/11/9 CBCラジオ×U-strip夜用スーパー「電磁マシマシ」

 文脈ははしょるけど、モノフォニックアナログシンセ(Roland System100M)を使ってスタジオでオーバーダビングによる楽曲制作するという企画。お題はYMOの有名な曲、あの歌謡曲っぽいつまらないアレですよ(これは誉め言葉の筈)。

 「オーバーダビング」というのは、複数のプレーヤーが「いっせいのせ」で楽器を演奏して録音するんじゃなくて、楽器毎に別録音すること。今回の企画では音源は単音しか出せない(同時に2音以上は出せない)モノフォニックシンセ1台(故障対策で+1台)だけなので、ベース、ドラム、メロディーなどを同時に鳴らすことは当然出来ない。だから、それぞれの音色を作ってはその音だけを録音していくしかない。

 あ、「多重録音」とか言ってたアレですよ。とは言え演奏データ自体は用意しておいたMIDIデータを使っているので、いわゆる「同期」は気にせずに音色作りに集中できる…という辺りを逆手に取って「こんなもんできました」というような展開。ただ、個人的には苦手な画だったので、音だけ聞いてました。ワイワイ感は良いんだけど、展開や画は最初っから最後まで痛い感じ。頭の回転が速い二人が向かいあっているのだが、一方は男性的な頭の良さ、もう一方が女性的な頭の良さの持ち主みたいな感じだからなんか咬み合わない、という感じの気持ち悪さ。会話が成り立っているようで実は成り立ってない、っつーか、要らん人をスタジオに入れてはいかんよ。

 オーバーダビングと言えば、映画「エクソシスト」で使われたマイク・オールドフィールドさんの楽曲「チューブラ・ベルズ」、ウェンディー・カルロスさんとか冨田勲先生とかのモーグ作品とかが完全にそういう作り方。何のことはない、実はかつての当たり前の楽曲の製作法なのだが、「出来上がりが読めない人間には出来ない」製作法でもある訳です。逆にハプニングをどう生かすか、みたいな所もある訳ですけどね。

 「ソフトシンセを立ち上げたら、まず全パラメータ設定を初期化します」という私の姿勢は、昔堅気的には正しいみたいです。ま、出来たものが全てですけど。

2013/04/13

なぜ「プレイズYMO/セニュール・ココナッツ」を言下に否定したのか

 経緯は省略するけれども、先日ある人とのやり取りの中でセニュール・ココナッツのYMOカバーアルバム「プレイズYMO」を言下に否定した。ほとんど条件反射、自分の中の怒りみたいな何かに気付いた瞬間でもある。YMO本家がどう言おうが、聞くに耐えない代物には変わりない。理由は簡単だ。

 マンボじゃないから。

 実はマンボにもちょっと五月蠅いのである。金を払ったのに、「出来の悪いマンボのシミュレーション」なんか聞かされるのは全くもって迷惑以外の何物でもないのである。YMOのカバー以前のもっとレベルの低い話なのだ。

 「なんかめんどくさいヤツだなぁ」と思ったあなた、あなたはきっと正しい。

2013/04/12

不意打ち!?音楽の計画(New Version)/ 石山正明

 ほぼ3ヶ月ぶりにiTunes Storeで"Music Plans"を検索、不意打ちをくらう。

 「音楽の計画」は大好きな曲で、石山正明氏のカバー曲がかなりツボにはまり一時期それしか聞かなかったという話は以前のエントリに記載した通り。不意打ちというのは、その石山氏が同曲のNew Versionを1月に出していたこと。早速購入しましたよ。

 で、実際に曲を聴く前にどこを変えたのかの手がかりでもないかとググったところ、石山氏のつぶやきが引っかかった。「リスナーの方の意見を参考に、修正してみました。かなり、安定感が出ましたね。」とのこと。

 「ふむ、リスナーとのやり取りから新バージョンが出る、なんて良い話だよねぇ。」とか「どうせだから毎年1月に新バージョン出してもらって、『あぁ、また新しい年が始まったねぇ』などと一種の風物詩にしちゃうってのはどうかしらん。」とかどうでも良いことを考えながら再生してみた。

 正直、私の耳では違いらしい違いは確認できなかったのだが、ラストが少し変わっていることに気付いた瞬間に「うむ~そう来たか」と思うと同時にちょっとだけドキリとした。理由は上で触れた先のエントリで、「曲のラストの余りにあっさりした処理は個人的にはちょっと不満があるが、それら以外は本当にツボ。」と書いていたからだ。どう来たかが気になる方は、是非曲を購入して自分の耳で確かめて頂戴。