2015/07/31

いくぜ!Windows10!(その3) Cubase Pro 8の動作チェックなど

 グレードアップ当日に、4つのアップデートが実行されている。これらアップデートには少なくとも以下の内容が含まれていたようだ。DVDプレイヤーの提供は予想以上に早かった(もちろん、動作確認済)。
  • Wacomタブレットドライバ管理ツールのアップデート
  • nVidiaグラフィックカードドライバのアップデート
  • DVDプレイヤーの追加
 動作しなくなったアプリケーションはまだ見つからず、iTunes12、Steam、Steam上のFarcry3及びFarcry4も動作する。

  さて、アップグレードアップ内容とPCの構成は以下の通りだ。
  • アップグレード内容:Windows7 Professional 64-bit → Windows10 Pro 64bit
  • システム名称: Dell XPS 8700 (2013 Mid)
  • BIOSバージョン: A10
  • CPU: Intel Core i7-4790
  • メモリサイズ:32GB
  • システムドライブ: SSD 256MB 
  • グラフィックカード:  ASUS STRIX-GTX960 (PCIex16)
  • その他デバイス: USB3.0 USB HD x2、タブレット(Wacom Intuos)、MIDIキーボード(Edirol PCR-M1)
 本題のCubase Pro 8 なのだが、結論から言えば動作に何ら問題は発生していない。ただし、現在はASIO対応のオーディオインターフェースを使っていないので、動作確認はGeneric Low Latency ASIO Driver(レイテンシ20ms)とASIO4ALL v2 Driver(レイテンシ16ms)使用時のみだ。なお、Edirol PCR-M1はドライバ待ち、現時点では使えない。

追記(2015/8/1):Rolandのサイトによると、PCR-M1はWindows10ではサポート外となった模様、う~ん・・・
追記2:PCR-M1が使えるようになりました!

 では、すんなりDAW環境が構築できたかと言うと、そうは問屋が卸さなかった。ただし、手間はかかるが発生した問題はすべて解決できている。
  • Cubase Pro 8などのライセンス管理ツールeLicense Control Center(eLC 6.8.5.1164)自体は問題なく動作するものの、Soft-eLicenser(SeL)の認証が初期化され、未認証状態となっていた。未認証状態でもCubaseは起動できるが、当然起動時に警告ウィンドウが表示される。
    この問題は、eLCを「管理者として実行」で起動し、指示に従って「SeLの修復」を実行すれば解決する。
  • Native InstrumentsのReaktor 5とKontakt 5をVSTiとして使おうとすると、アクティベートを要求された。ところがアクティベートしようとしても、「Service Centerが見つからない」ことを理由にアクティベーションができなかった。ちなみにService Centerの表示ではReaktor 5もKontakt 5もアクティベートされており、両者ともにスタンドアローンでは問題なく動作していた。
    この問題は、Reaktor 5やKontakt 5を再セットアップすることで解決できた。私の場合は、再インストールではなく、少し古いアップデートパッチの適用で対処した。アップデートパッチを適用するためにセットアッププログラムを実行すると、「より新しいバージョンがセットアップされています。ダウングレードしますか?」という感じのメッセージが表示されるが、ダウングレード自体は可能だ。パッチ適用後はVSTiとしてCubase上でも使えるようになるが、その前にService Centerを使って最新バージョンにアップデートしておこう。古いバージョンしかセットアップされていない環境では、より新しいバージョンで組んだプロジェクトをCubaseは正常にロードできない。
  • 一部のVSTiは最初の使用時にアクティベーションが要求されたが、たんたんと所定の手順を踏めば問題ない。Native InstrumentsのMassive及びReplica、SynthMaster2.6、Arturia のV-collectionやSpark、PiaproStudio(Vocaloidエディタ)はアップグレード後も何の問題もなく動作した。

東京オリンピック、パラリンピックのロゴ/エンブレムの騒動

 以前のエントリで触れたとおり、東京オリンピック、パラリンピックのロゴ/エンブレムのデザインに対する私個人の印象は「お粗末」につきる。そこに来て、パクリ疑惑である。

 問題発覚後、デザイナーはtwitterやFacebookのアカウントを非公開にしたり閉鎖したとか聞くと、失笑すらできない。海外からの視線っぽいモチーフ選定(特に色)から、実はデザイナーは海外生活者ではないかと想像もしていたのだが、どうもそういうことでもないらしい。広告代理店出身とか知るに、不要な想像もしてしまう。

 とは言え、元ネタではないかといわれたデザインをTVで見た時には笑ってしまった。「T/L」をデザインした部分は円で囲んでまとめられ、フォント/ロゴ文字はその円に合うように選ばれているのが一目瞭然だったからだ。私的にも好ましい、セオリーに忠実な良くまとまったデザインだ。「T/L」の部分は今から左に回りだしそうにも右に回っているところにも見えるし、回転が180°であることも示唆しているようにも見える。対して件のデザインには動きを感じない。

 当のデザイナーは「元ネタとされたデザインを知らなかった」と語ったそうだ。

「自らの専門分野に対する不勉強具合」を全力アピール?
いったい何が言いたいんだ?
とっととデザインを引っ込めなさいよ、日本人なら言い訳する前にそれぐらいはやって欲しいよな。


追記(2015/08/01): デザイナーの事務所のネームサーバー名、7/30に変更するまでは
zyappu
だったんだってさ、あ・・・引っ込めないところも踏まえると、日本人とは「価値観を共有してない」のかなぁ。少なくともダサすぎ、「とっても恥ずかしいヒト」ですわな。日本人ならこんな大人になってはいけない。
 ボランティアの格好とかさ、どーしてこーも「日本人の感性」を見事なまでに外してくるのかねぇ。某東京都知事の発言も二転三転した挙句に完全に逃げ腰で卑怯この上ない、こっちもまったく有り様が日本人的じゃない。「日本的価値観や感性と相いれない」だけでもう白紙撤回するだけの意味があるんじゃないの!

 下の画像とか見るともう駄目・・・東京オリンピック開催主体内に排除すべき勢力があるんじゃないかと疑うに十分な「状況証拠」って気がするよ。少なくとも、

はい、こっちもパクリ! モロパクリなので日本的価値観に照らしてぜひ撤回!でよろしくお願いします。恥ずかしすぎるよ、まったく。

2015/07/29

いくぜ!Windows10!(その2) 速報!

アップデートは約25分で完了、入力はログオンパスワードだけだった。

PCのスペックなどは次回以降に書くとして、アップデート結果の速報です。
  • グラフィックカード(nVidia GTX960)のドライバーがインストールされていない。nVidia GeForce Experienceはグラフィックカードを認識できず、当然ながらドライバーの自動更新もできない。現在、Windows10用のドライバーをnVidiaのサイトからダウンロード中だが、同じような境遇の人が多いのか30分経ってもダウンロードが完了しない。
    インストーラを実行したら再起動しよう。インストーラで「ドライバーのインストール失敗」と表示されたけど、再起動するとちゃんとドライバーが更新されていたよ。

    追記:ダウンロードしたドライバーのバージョンが353.30、実際にインストールされたドライバーのバージョンが353.62と異なることから、 Windowsアップデートでドライバーが更新されたタイミングで再起動した可能性が濃厚。より新しいドライバーがすでに組み込まれていれば、古いドライ バーのインストールには失敗するわな。
  • Cubase 8 Proなどのライセンス認証に使うeLicenserは正常に動作、Cubase 8 Proなどは起動できる。FL Studio12も問題無し。
  • MIDIキーボード(Edirol PCR-M1)のUSBドライバーがインストールされていない。とりあえずWindows8/8.1用ドライバーをRolandのサイトからダウンロードしたので試す予定。でも、もう古い機器だよなぁ。
  • Lightwave2015は正常起動。
  • Thunderbird 38.1.0(メーラー)、Firefox 39.0(ウェブブラウザ)は問題無く動作。 

いくぜ!Windows10!

 仕事上は「石橋を叩いて落とす人」などと一部で言われているが、PCに関しては腰が軽い。余りに性急に新しいものに次から次へと飛びつき、自ら実験体となる様は友人から「特攻(ぶっこみ)の○」と呼ばれていたほどだった。とは言えWindows8はスルー、「論理的だが合理的ではないユーザーインターフェース」を蛇蝎の如く嫌ったためだが、要は使いたいと思わないもののために時間や手間をかけるほど暇ではないということだ。

 ぶっこみの醍醐味はただひとつ、「バラ色の世界が開ける(かもしれない)」というワクワク感だ。結果は実は重要視していないのだ。対して仕事は結果がほぼ全てと言える。

 さて、

会社から帰宅してPCを立ち上げると、やおらWindows10グレードアップ用ファイルのダウンロードが始まった。っつーか、このエントリを書いているうちにダウンロードが終わってしまった。早くても数日、場合によっては数週間かかるのではないかとも言われた無償アップグレードだが、提供開始から24時間もかからなかったことになる。

 あ、「それではアップグレードを開始します」なんてウィンドウが出た。風呂も沸いた。

 と言うわけで、今夜はいきなりWindows10アップグレード行っちゃいましょう。アプリやドライバの互換性なんかチェックしてません、前のめりに突っ込みますよ。アプリの動作確認結果など、アップグレード後の状況については追って書くつもりです。Lightwave2015、Cubase8、FL Studio12、Adobe CS5スイートなどが動作確認対象となります。

 なお、「アップグレード後のアップデートで提供される」Nvidiaグラフィックカード用ドライバでかなり致命的な問題が発生しているようです、うふふ。

 では、いってきます。

2015/07/27

かってにセレクト、ライムスター宇多丸さんの宇宙戦かんああと評

 いつも的確と思います、っつーかしゃべってる内容が他人のものとは思えないんですが。ネタは古いですが、再評価には耐えられないだろう作品に対する評は人類が滅びても変わらないでしょう。

 「宇宙戦艦ヤマト2199」評・・・タイトルが違うとかは小さいこと。駄目なものが何故駄目なのかはそもそも駄目だからということが駄目な作品の共通因子。要は「力の無い人間の覚悟」なんて「覚悟ですらない」が故に意味が無いということ。「Sport man ヤマダ」にも共通しますが、作り手の「志の低さ」は作品に明確に宿ります。
 「Sport man ヤマダ」評

2015/07/26

しなやか?某国のイージスさん

 文脈を知らない人には何の事やら?某国のイージスさん、パワーアップ復帰宣言です。

 「人を呪わば穴二つ」「過ぎたるは及ばざるが如し」とは日本人は上手く言ったもの。「おぼれる犬も打たない」「やりすぎない」のが日本の文化というものです。なんたって「流れを読む」という「察し」がありますから、「ブーメラン」は当然怖い訳です。

 が、世の中「察し」の無い連中は居るもので、いわゆる「ブーメラン炸裂!」という流れを自ら作ってしまったようです。調子に乗った報いを自ら招き寄せた(自分の投げたブーメランが自分に命中)という訳ですね。どーしよーも無く価値観が違うのです。「頭が悪く見える」「脊髄反射にしか見えない」のは仕方ない、きっとそうなのですから(確信)。

 一連の流れの波及効果は大きいです。Youtubeに対する見方を少し変えないといけないのも確か。しかし、ここはまず「静かにしなやか」に行きましょう。

 空気を読んで、声を挙げるのはちょっと待ちましょう、今はまだそのときじゃあない。もしあなたの中に静かな怒りがあったとしてもそれはあなただけのものじゃない。分かる人は分かってる、多くの人に共有されていますよ。

 閑話休題。

 東洋経済ONLINEの「『空気を読む』は『考えない』につながる愚行だ」に目を通してがっくり。日本においては、「空気を読む」は教養以前のたしなみだったはず。「空気を読んで」からが本番だから、「『空気を読む』こともできなければ『考える』なんて(できるはずもないので)意味なし」が自らの経験に照らしても正しい。

 真に空気を読むとは、その場において自らを縛る事項の意識化であり、自らをその縛りから解き放つための第一歩に過ぎないからだ。つまり、「『考えない』につながるレベルの『空気の読み』」は「空気を読んだとは言えない」からである。読んだ上でどうするか、そこが問われる部分なのである。「そんな日本人同士だけでしか通じないことを・・・」と言うこと無かれ。経験上、米・仏のできる人間はちゃんと「空気が読める」し、「読んだ上での議論」にしないと意味ある議論はできない。 「空気が読む」を重要視しない人間は、そもそも「空気が読めない」場合が多いものです。

 ん、 「『プロフェッショナル シンキング――未来を見通す思考力』、監修 大前…」 あ、(察し)

2015/07/25

報道ってなんだろう?

 某ネット掲示板のまとめ記事の写真でクスってなった。

 個人的に「マスコミ報道内容ってのは結構嘘」という経験には卑近なレベルで事欠かないから、まあねぇ、「報道された内容は事実に基づく何か」というあたりは常に肝に銘じておきましょう。
 ま、「安保法制議論自体が実効性を伴う外交行為そのもの」って誰も言わない報道機関があるのが凄い、信じがたい低レベルさだわな。「言えない」場合も言わずもがな。ゴミだって分別するご時世、報道機関もね。

東京オリンピック、パラリンピックのロゴ

 コンセプトの説明もネット上にあるようだが、なんとなく分かるのでスルー。漆/墨(わずかにくすんだ黒)、銀箔、金箔、(半紙、屛風、掛け軸などの)余白(の白)なのではないかいな、そしてアルファベットのTなんだろう。黒、白、赤の組み合わせはよっぽど変なことをしない限り締まったデザインになるんだけど、うっかりするとすぐナチスになっちゃうからねぇ・・・黒を若干くすませてある?ならその辺りへの心配りはあるってことかな。

 個人的に思うところは「フォントの選択ミス(致命的)」「Tの部分が丸にできずに正方形なのはデザイン上の敗北。下半分で安定感、上半分は不安定にして躍動感ってのがセオリーっぽいのだが、それをはずしてくるだけのパワーは無い」ってあたり。

 ん、これはWindows10?最新iOS?
 ボールド・ゴシック体の「TOKYO 1964」が一番下に置かれてるのがミソなんだろうなぁ。
 う~ん、かつて使っていたinfobar(初代)はやっぱり傑作。 この配色ではあかんですか?

2015/07/19

ふぁっ!The Man from U.N.C.L.E.?

 リメイク(Remake)、リ・イマジンド/リ・イメージド(re-imagined/re-imaged)、リブート(reboot)、どのニュアンスが近いのかは不明だが、米国の往年のTVシリーズ"The Man from U.N.C.L.E."と同タイトルの新作映画が公開間近らしい。

 コミック・コン用予告編を見る限り、旧作との別物感はハンパ無い。だが、その印象とは裏腹に、劇中の時代は1960年代あたり、つまり旧作が製作された時代だ。

 "The Man from U.N.C.L.E."は日本では「0011/ナポレオン・ソロ」のタイトルでTV放映され、劇場映画(再編集版)も公開されている。主人公である「ナポレオン・ソロ」の命名者にして人物造形の原案者は、007シリーズの原作者であるイアン・フレミングだそうだ。イアン・フレミングの命名センスはちょっと独特で(007シリーズに登場する女性の名前は変なのが多い)、さらっと「ナポレオン」なんて使ってしまうあたりはフレミング節とも言える。

 上の予告編の別物感のひとつの原因は、音楽に旧作テーマ曲との接点がまったく無いところが大きいように思う。旧作のテーマ曲は5拍子が基本で、これはスパイ大作戦("Mission Impossible")のテーマ曲も同様だ。

2015/07/07

嗚呼、iTunes12(の右端)

 iTunes12.2リリース、Windows7での右端表示の不具合は未だ健在。ま、たまにしか起きないので困りはしないのですが。

悪手っぽい

 世界遺産がらみの外務省のやり方は悪手っぽいが、実際のところどうなのかはまだ分からない。ただ、「解決好き」の日本人気質に合わないやり方であったのは確実で、レベルの低い新しいゴタゴタが国内外で発生する可能性は高い。相手方の一時情報に近い情報が直接入手可能、かつ一方的、意図的な情報リークも可能な現行のネット社会においては、もはや「国内向けの『玉虫色』は演出できない」点は甘く見てはいけない。特に今回は相手が相手である。

 「なんとかセンター建てます」という点については、外務省の責任で実現してもらわなければ困る。建てるにあたって趣旨に関する嘘や詭弁は勘弁、「国際的な約束」を錦の御旗にするとかも勘弁。さらに個人的には建設・維持管理への税金投入も勘弁であるから、必要予算は外務省予算のどこかを削って捻出して頂きたい。ものがものだけに、建設や維持管理に関わる予算執行具合の透明化には一層の努力をお願いしたい。加えて建設予定地住民などからの建設反対があった場合、説明や(必要ならば)補償といったものも外務省でお願いしたい。それが責任ってもんだ。

 私案だが、なんとかセンターは外務省内組織として直接運用とし、地域ともめるのが面倒ならば外務省が入居する建物内に設ければ良い。少なくとも、「目的外使用」できない仕組みは導入して頂きたい。

 いやマジで。

2015/07/05

"The Bombay Royale"ねぇ

 PCゲーム"FarCry4"二周目中。

 難易度は一周目と同様に「ハード」だが、"FarCry2"で散々な目に会わされた後となっては難易度という点ではなんのことない、300m以上の遠距離からいきなり頭を狙撃されてゲームオーバーとかないんだから。

 二周目の理由は単純に一周目と異なるシナリオラインを追う(プレーヤーの選択で僅かながら展開に差異がある)ためだが、もうひとつ、ゲーム中に使われている既存楽曲をチェックする目的もある。ゲームの舞台は実在しない国だが、ヒマラヤの一部がを国土に含まれれ、かつ仏教遺跡やマニ車がある。そのため、ゲーム中に挿入されている多くのポップスは歌詞が何語かすら分からない。でも、何はともあれググってみるものだ。

 エントリタイトルにある"The Bombay Royale"はオーストラリアのバンド、ただしジャンルの分類は"Wikipedia"では「ボリウッド」となっている。ゲームの製作メーカー"Ubi Soft"によれば、彼らのアルバムから4曲がゲーム中で使われているそうだ。

 「ボンベイツイスト」は'60年代のインド・ボンベイ(現ムンバイ)がモチーフの楽曲。リズムはいかにもの王道なのだが、単なるオマージュと言うよりパロディーっぽいと言うか、やや毒気のある仕上がり。

 で、大のお気に入り"You Me Bullets Love"。
  
 カバー版が使われている"Jaan Pehchan Ho"。この動画は映画中のオリジナル版使用シーンのようだ。「大ヒットスリラー映画」からの1シーンらしい。ツイストの背景にスウィング(ジャズ)の存在が無視できないことが画や曲から良く分かるね。更にこのシーンが"The Bombay Royale"のマスクの元ネタである可能性もあるよね。

 蛇足ながら、上の動画を観ていたら映画「メトロポリス」を思い出してしまいした、しかも公開当時に劇場でちゃんと観たジョルジオ・モロダー版。「肩をすくめてフリフリ」な感じが原因かなぁ・・・
 おまけは"Panjabi MC"の"Jogi"。阿片精製工場を襲撃した主人公が、火災で発生した阿片の煙にあてられたつつも戦い続けるシーンに使われている。フランジャーっぽいエフェクトを加えられた楽曲は、原色ギラギラでサイケチックな画面(主人公の視界)と妙にマッチしている。

2015/07/02

やっぱりえげつない

 このブログに目を通している奇特な方ならお察しの通り、私はドイツってのが信用できない。

 昨今のギリシャ問題の原因の一端であってもドイツに求めることは理性的でも合理的でもないが、「ユーロをどうしたいか」というドイツの意思とそれを反映した行動はギリシャ問題とは無関係とは言いがたい。金融、経済は不勉強もいいところなので事実かどうかはわからないが、現行のユーロによる通貨システムの設計は主にドイツによるものと聞いたことがある。まぁ、通貨発行権の所在などを見るに、あながち嘘ってことでも無い様に思える。

 当然ながら、ユーロをコアとする経済、金融システムは誰にとっても益があるなどという理想的なものではない。イギリスが自国通貨ポンドを維持し、ユーロベースのEU共通の金融システムからの自国銀行の独立にこだわる点にはきっと意味がある。

 さて、ロイターの記事「アングル:『ユーロ圏から出ていけ』、ギリシャ見放す独産業界」はタイトルだけでお腹いっぱい、やっぱりドイツはここぞというところでえげつない。この種のえげつなさはドイツ企業の振る舞いや国の政策にちらちらと垣間見え続けるものである。ギリシャ問題も原因とするユーロ安傾向はドイツを潤しているのは事実だろう。ま、良し悪しはともかくとして、友人ができにくい振る舞いとは言えよう。二つの大戦で…無関係かな?

 とは言えそれも国や企業としての在り方だ。一時期、某国は「日本はドイツを見習え」を連呼した。ここはひとつ、日本も相手限定でえげつなくなってみても良いんじゃないかと思う。