2014/02/27

9POTA, 再び

 著作権上は問題あるんだろうけど、田舎暮らしには有難いYoutube。ソ連のアフガニスタン侵攻に材を取った映画"9 POTA"が再びアップロードされました。あ、キリル文字の英語アルファベット転写では"P→R"ですよ。英語字幕に挑戦する気があるなら一度は観ておこう。

 新兵の髪をバリカンで刈るシーン、実は部下思いの鬼教官、すさんだ前線…米国の情緒的な戦争映画もかくやのお約束の展開もありますが、まずはこの題材で映画が作られたことが重要かと思う。ムジャヒディーンの描き方にも注目、どこまでが意図的なのか、それとも監督は単に「ブラックホークダウン」がやりたかったのか、色々と見方はあろうかと思います。あ、テーマ曲はけっこう好きなのですが、どこにも売ってないなぁ…。

 ついでに"Hamburger Hill, 再び"。

 こちらは米国のベトナム戦争映画。ベトナム戦争映画は当たり外れが激しいけど、本作は当たりの方。演技、カメラにアマチュア臭いところもあって完成度には多少疑問もあるんだけど、むしろ初々しい感じがしてしまう不思議作。残念ながら音楽はかなり残念な方。

 残虐なカットも多いので視聴注意。

ビットコインって分かってる?

 TVでMt. GOXに関する報道。色々しゃべっているけど、アンカーもコメンテーターも「ビットコイン」自体を理解していないのが見え過ぎて痛い、痛いなぁ。想像力が圧倒的に不足しているのか、的外れ、ほとんど嘘の迷コメント連発。

 中共が(少なくとも人民には使用を)禁止しているのは何故か?分かる人にはすぐ分かるよね。

前提が問題なのだ

 あなたもそうだと思うけど、私は嘘つきが大嫌いだ。特に技術分野で底の浅い嘘をつく人間は大嫌いだ。

 「日本海」だろうが「東海」だろうかは実のところどうでも良い。

 「主張の前提が嘘」だから問題なのだ。論理学的には「前提が誤り」であれば、それからどのような結論を出しても意味がない。そういうところ以前の低レベル、なんとかなんないもんか。

2014/02/23

フィアット「ツインエアエンジン」インプレッション- 高速道路での印象

 今日は愛車FIAT 500のディーラー点検で、朝一からちょっとドライブ。方道で普通道約30km、高速道路約70kmで、往復で約200kmだ。平均燃費は19.0km/?、高速道路を使うとNuove Panda FIRE1.2(2004)より1km/?ぐらい良い。

 ささっと印象などを列挙しておこう。
  • 100km/hでのエンジン回転数は5速で2,500弱。この回転数付近ではエンジンに振動があり、ハンドル越しに細かい振動を感じる。
    瞬時燃費はざっくり16km/?以上、ECOモードにすると17km/?台まで上がる。が、周りの車の流れの速度が一定でないと、ECOモードではトルク不足から速度調整時にけっこうアクセルを踏込む必要があり、瞬間的に燃費が1ケタまで落ちる。本当にクルーズできるとき以外は、高速道路でのECOモード使用に旨味はないようだ。

  • 110km/h(速度メータの針が真上を向く)での回転数は5速で2,700~2,800、この回転数以上では上記のエンジンの振動はもう全く感じない。
    120km/hでの回転数は5速で約3,000、エンジン音はおそらく街中を走っている時よりも小さい。Nuova Panda FIRE1.2ではエンジンが金切り声をあげ始めた速度だったこととは実に対照的。5速でもトルクには余裕を感じる。

  • 100km/hからの加速力は、5速のままで160km/hまでスッといけるという印象のレベル。おそらくサイドミラーからと思われる風切り音が140km/h辺りから出る。160km/hとなるとさすがにエンジンは「回ってるぞ」という音を立てるが振動はない。むしろエンジン音が頼もしいぐらい。

  • 足回りが固めということもあってか、160km/hでも全く危ない感じがしない。ハンドルフィールも良好。

2014/02/22

近況、十四度。

 仕事上のトラブル対応でへとへと、やっと明日は休みの公算大。今一つ踏ん張りが効かないのは歳のせいか病気のせいか、おそらく両方。若手の頑張りには頭が下がる、感謝の言葉しかない。

 キム・ヨナの銀メダルに疑問の声もあるようだが、個人的には表情の変化が見えなくて演技がロボチック?CGチック?作り物っぽい?で実は印象が良くない。揺らぎがない、つまり硬いと言っても良いし、要は演技を観ていて引き込まれるような要素に乏しいということなのだ。当人が演技を楽しんでいるように見えないんだよねぇ。その辺りは凄く損をしているのではないか、曲の選択もあまり上手くないんじゃないか、とかとも思うのよ。なんか、パッションを全く感じないんだよなぁ…

 ああぁ、眠いです…

2014/02/13

Heavyocity Media社のDM-307買っちゃった。

 Heavyocity Media社のDM-307買っちゃいました。クーポンディスカウント無しで$299と決して安い買い物ではないんだけど、出てきた音は期待以上、「音が"FAT"」という他の人の評価に激しく同意。これは他のドラム音源を暫く触らないかも知れない。

 1時間程触って操作方法はマニュアル無しでほぼ完全に理解できた模様。

 グリッドと呼ばれるステップドラムシーケンサーが予想外に使い易い。所謂グリッド画面では5バンク(バスドラム、スネアドラム、ハイハット、パーカッション、エフェクト)でしかパターンは組めないが、各バンクのステップ毎のヴェロシティや音色が別画面で細かく調整できる。大雑把にパターン組んで、細かい調整は後から可能という構成は、私のワークフローにはぴったりだ。具体的には、まず基本の仮パターンを組んで、曲全体の構成に合わせてパターンを配置し、全体の流れやベースに合わせてパターン、配置や音色を再調整する、というものだ。

 Cubase7.5付属のGroove Agentもずいぶん進化したけれども、使って感じる不満点は今でも多い。DM-307はこれら不満点の解決法を全て提案しているかのようにすら見える。後戻りを如何に少なくするか、後戻りによるコストを如何に最小化するか、これらの観点から見るとDM-307の機能の整理の仕方は極めて合理的だ。

 もちろん、グリッドは使わずMIDIで直接叩くようなセットアップも用意されている。General MIDIのドラムキットは完全にカバーされていないけど、そもそもグリッドでカバーしている範囲でしか使わなくたって十分だろう。

 コンプレッサとサチュレータを組み合わせたようなグローバルエフェクト"PUNISH"も強力だし、特定のエフェクトをMIDIノートに割り当ててリアルタイムでエフェクトのオン/オフができる"TRIGGER FX"もHeavyocity製品の大きな強みだ。

 NI KONTAKTは基本的にライブラリを使うだけのつもりだったけど、これは自分でデータ組まない手は無いなぁ。

 ずばり、★★★★★!

2014/02/12

СОЧИ2014ですねぇ

 冬季オリンピック絶賛開催中。

 NHKの競技番組オープニングのCGがいかにも古臭い感じでかなりびっくり。重量感(慣性力感)の無さ、中途半端な色使い、荒いエッジレンダリングなどなどテクニックとセンスともに今時それはないだろうと。キャラの足首の動きの異様さは6、7年前までは許されても今じゃガックリの出来、実際の関節の位置はそこじゃないし、そんな動きは実際はしない。が、そこをアップで見せるなんてどういうセンスなの?というのが実感。「プロの作り」って感じが微塵もしないんだよなぁ。

 それはさておき、

 仕事上の必要に迫られて古いロシア語の論文を読解した(工学なので、実際にはグラフと数式が理解できれば良い)過程で得た小ネタをちょっと。ロシア語で使用されるキリル文字と英語アルファベットの対応はかなり微妙、でもいったん覚えると地名とか人名はすぐに読めるようになるよ。例を挙げてみよう。
  • С→S
  • О→O
  • Ч→CH
  • И→I/J
そう、"СОЧИ"は"SOCHI"、まんま「ソチ」なんですよ。"Ч"は"Y"に見えるかも知れないけど、実はキリル文字には別に"У"があるってんでややこしい。ちなみに"Р→R"、"Н→N"とか覚えておくと結構便利。またギリシャ文字起源っぽい対応関係もあって、"Ф(ファイっぽい)→F/PH"、"Г(ガンマっぽい)→G"、"Л(ラムダっぽい)→L"なんてのもある。

 ここまで来るだけでもう結構読めるようになっているよ。

 "Иосиф Виссарионович Сталин"は無理やり読むと、"I(/J)OSIF(/PH) VISSARIONOVICH STALIN"、正解は「ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン」だ。つまり"В→V"ってことですな。

2014/02/10

音楽の計画 feat. Megpoid Eng. WIP

 ベース音をどうするかで悩んでいた「音楽の計画」のカバー、単純にサイン波にすることで全体のイメージが明確化した。合わせて全体のZ3TA+2シンセとドラムの音色も見直した。

 やっぱりMIKU V3 Eng.は使い物にならないなぁ…というのが結論。3kHz付近の音量が全くなくて、既にボコーダーを通した音にしか聞こえない。3kHz付近の有無はやはり歌声の印象が違う。オーケストラに負けない声には声量よりも3kHz付近の周波数成分が必要なのだそうだ。

 Piapro Studioにはメモリーリークっぽいバグはあるようで、やや不安定。とは言え、スタンドアローン版のV3エディターよりも作業効率は圧倒的に高いことは明言しておこう。

 あ、Work in Progress / WIP は「作業中」の意味ですよ。

2014/02/07

私の健康問題の原因は…

 軽度のうつ病は現在も治療中で、このブログもリハビリ気分で始めたもの。

 そもそも事の発端は、担当していた実験で機器故障が頻発、調べてみると溶接ヶ所の不良率が90%という酷い有様で、それら対策に追われ続けた結果として過労で倒れたこと。それ以降暫く出社できない状況を何度か繰り返すことになった。まぁ、心が折れた、ということでしょうかねぇ…

 さて、現在は新しい実験の対応でそこそこ忙しい。で、スケジュールも厳しくなってきたところでふと頭をよぎったのが…「また機器故障が頻発しないか」という心配。さっそく関係者に念押しの連絡を入れてみると…

「大丈夫です。今回の装置には一切韓国製品は使ってませんし、製作も韓国ではなくて国内です!」

 あぁ、私の病気の原因は…少なくとも発端は!!…ちなみにポスコ系列会社。

 謝罪と賠償を…

2014/02/02

Heavyocity Media社のDM-307が気になる昨今

 さて、楽曲なんて「ドラムとベースとリードが一つとパッドが一つとボーカルさえあれば良い」というのが個人的なところなのだが、なかなかドラム部分を作り込むところで効率良いワークフローが確立できていないというのが実態。

 単音素材作りからパターンとその配置という下から上へ、或いは逆に上から下へというワークフローに適したツールはそれぞれ有るのだが、上から下までを一気に睨みながらというとやっぱり使う側にも発想の転換とそれにミートしたツールが必要になる。で、気になっているのがHeaviocity Media社のDM-307 Modern Groove Designer、今月発売予定のNI KONTAKT用製品だ。

 持ってはいないのだが同社のAEON Rhythmicのワークフローは正直「あり」だ。DM-307も同じワークフローを継承しつつ、プラスアルファもあるようで期待大なのだ。まぁ値段は高そうなのだが、取り敢えず発売記念優待価格に期待かなぁ…

マッドピエロ/YMOのMegpoidカバー

 元々ピコピコサウンドなのに更にピコピコに。でもアルペジエータは使いませんよ、ディレイ成分も打ち込みです。シンセの最大同時発声数は5!意地でも5!理由は自分でも分かりません!

 シンセの波形は矩形波、パルス波、ホワイトノイズ限定。ではどうぞ。