2013/10/30

アクセス解析:検索ワードラウンドアップ:その3

  • リピッシュの耳
    マニアックですね。アレクサンダー・リピッシュ先生についてはウィキペディアで。「リピッシュの耳」というのは「主翼端の下げ」で、有名な例はハインケルHe162。「リピッシュ先生の耳」ではなくて「リピッシュ先生の提案したある犬種の耳みたいな主翼端下げ」ですので念の為。効能は飛行時の横方向安定性の向上で、類似の構造はMig-25の試作機や、イランのF-313(笑)とかに見られますね。
    これがHe162、ちなみに"M23"は「見本(試作機)23」の意味です。
  • イデオン 絶望
    また来ました。

  • ヤマト2199 itune 音質 ひどい
    最近はかなり良くなりましたが、iTunes Storeの初期の楽曲データは音質が酷いものが多かったのも事実。同じ楽曲をCDから同ビットレートのAAC形式でiTunesに取り込んだところ、ダウンロードデータより格段に音質が良かったという経験は何度かあります。ダウンロードデータでは音の奥行き方向の定位が完全に潰れていた、とかが典型的な例。モンティ・パイソンのネタで"How could you miss?!(お前らどうやったら(銃の狙いを)外せるんだ?!)"というのがありましたが、将にそういう感じ。どうやったらそんな酷い音質にできるの?ってことです。そういうのに限って非プロテクトデータへの更新がないとか、最初が駄目なところは駄目な状態を平気で放置できるようです。どうなんですか、 エイベックス・トラックスさん?
    もしOST1のことならば、そもそものマスタリングが酷い(という表現でも生ぬるいほどの絶望的なまでに恥しい出来、こんなものにお金を払ってはいけません。演奏者にも失礼です。)ですからもうどうしようもありません。非圧縮のCDリップデータを違法ダウンロードしてもCDを買っても音質的には何も良いことはありませんし、iTunes Store並びにAppleには何ら非はありません。

  • 奥さんと連絡するディーラー
    探偵の出番でしょうか?ストーリー有り気な珠玉の検索ワードかも。

  • jjj
    じぇじぇじぇ?

2013/10/29

「宇宙戦艦ヤマト2199」Vol.7で地球帰還です。

 「宇宙戦艦ヤマト2199」の最終回をTVで観たあと、下記のように書いた。
単にご都合主義で、無用に感傷的で、時に演出が過剰に感覚的で、ネタを散々食い散らかしながら大事なところに限って回収しなかったのが「宇宙戦艦ヤマト
2199」だ。物語や世界観との整合を欠いた「ちょっとしたアイディア」は「とんち」ではない。物語や世界観の論理性や合理性の欠如は回を重ねるにつれて
耐えがたいレベルにまで達し、夢の機械「コスモリバースシステム」は作品の製作者のためにのみ存在することがあからさまとなり、「青い地球の回復」のカットにカタルシスはない。
Vol.7をあらためて観てもその思いは変わらない。むしろながら見だったTV放映時よりも印象は悪くなった。引用の多さはそのセンスの無さも含めて耐えがたい。「罪と罰」の本の登場は、「罪と罰」をちゃんと読んだ人ほど意味が分からないんじゃないだろうか。引用に対してどの程度腹くくりができていたのだろう。いかにも表層的、独りよがりな感じは「プロの作品」としては観ていて実に気持ち悪い。挙句の果てには"Battlestar Galactica"を引用したかのような「どこかで観たな」というカットのオンパレードである。

 キャラクターを多数出しながら群像劇としての構造はついに与えられず、消化不良との印象も否めない。

 製作者達は本作の物語にきっちりとした骨格も筋肉も与えていない。これは一種の例えだが、言いたいことは「つまらない雑音」をねじふせてでも「物語」を視聴者に「物語」と感じさせるだけの「力」がないということだ。

 TVアニメシリーズ「ラーゼフォン」も似たような構造を持っている。物語全体としてはヒルコの如くぐにゃぐにゃで骨格は無いに等しい。「東京ジュピター」から街中の映画のポスターまでも含めて多くの引用はつまらないし、センスがあるとも思わない。映画版に至っては何もかもがギャグにしか思えなくなる、たちの悪いTVシリーズのパロディのようだ。

 が、第19楽章のような回もあった。第19楽章の戦闘シーンでの街中の電光掲示板などの描写は、真面目に考えると「理屈が全く分からない」。しかし、前半での細かなエピソードの積み重ねが不合理な描写を力ずくで成立させる。「力ずく」には骨格も筋肉も必要だ。一瞬であっても物語が「力強さ」を獲得すれば、「感傷的で、時に演出が過剰に感覚的で」あっても「理屈が全く分からなく」ともその物語を受け入れることができる。別の言い方をすると、「理屈が全く分からなくてもええやんけ」と言えるようになる。「良いものは良い」と言う表現は実は全然論理的じゃないが、そうとしか言えないものの一つや二つは誰にだってあるだろう。

 「宇宙戦艦ヤマト2199」はついにその種の「力強さ」を獲得できぬまま終わった。なんとも残念なことだ。新作劇場版は「力強さ」を獲得できるだろうか。

2013/10/24

F-22 vs Rafale

 会社の同僚に教えられ、フランスの戦闘機ダッソー・ラファールが模擬空戦でアメリカのステルス戦闘機ロッキード・マーティン F-22 ラプターを撃墜してしまう動画を観る。

 HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)の表示を勝手に解釈しつつ、気になるところというか見どころと言うかを気ままに挙げてみよう。
  • 冒頭
    画面左端に"SIM""DGFT"と表示される。おそらく、「模擬ドッグファイト(模擬近接戦闘)」モードに入ったということだろう。上部の表示は左から対気速度とマッハ数、機体の方角、高度(三角形が回って動く円内)だろう。また"RDR"はレーダー、"AOA"はアングル・オブ・アタック(迎え角、機体の進行方向に対する機首の角度)だろう。

  • 0:11辺り
    画面左端近く、高さ方向中央に丸と十字形が表示される。十字形に対する丸の位置が自機の機体方向に対する敵機の位置と思われる。つまり、パイロットにから見て敵機は左上にいること、そして敵機であるF-22は「ラファールに既にロックオンされている」。
    画面やや左下の"MIW 6 EM"は兵装としてアクティブレーダーホーミング型空対空ミサイル"MICA EM"が選択されたものと思われる。

  • 0:30辺り
    画面右端下側の"G"の下の数字は加速度だろう。表示からはパイロットは8.0G(重力の8倍)を超える加速度に呻いていることが分かる。

  • 0:40~0:53
    選択兵装が"MIR"に変わる。おそらく赤外線画像式ホーミング空対空ミサイル"MICA IR"を選択したものと思われる。F-22が画面上部中央から画面中央右端へと移動し、画面からF-22が消える直前にパイロットが「フォ…フォックス・ツー」とミサイル発射をコールするが、ミサイルがF-22をきっちりロックオンしているかはちょっと不明で、おそらく撃墜とは判定されなかったと思われる。

  • 0:55
    選択兵装が"GUN"に変わる。画面中央付近をうにょうにょ動く曲線は発砲した際の弾丸の軌跡を表しており、ロックオンした標的が射程内に入ると先端付近に円弧状の表示が現れることから「スネークアイ(表示法)」と呼ぶことがある。

  • 2:11
    画面右下に"FUEL"の表示、「残り燃料が少ない」という表示?

  • 2:17
    F-22を画面中央に捉え、スネークアイ表示の曲線が完全にF-22の機影に重なる。おそらくこれで「ガン・キル(撃墜)」と判定されたと思われる。
フランス語は読めないので模擬空戦の初期条件は不明だ。上記したように、ムービー冒頭で既にF-22はラファールにロックオンされているように見えることから、F-22とラファールが全く対等な条件から模擬空戦に入ったとはちょっと考えにくい。といったん思ったけど、完全に正面からのスタート?

 個人的にちょっとびっくりしたのは「HUD表示が基本的に英語であること」。フランスには意地でも英語は使わないってイメージがあるから、なんかフランスっぽくない。まぁ、NATO加盟国だし、少なくとも民間航空の標準語は英語だから仕方ないのかな。

2013/10/22

「はやぶさ」は「隼」だった!?

 「はやぶさ」と言えば、サンプルリターン技術の実証と言う本来の目標を達成するとともに、小惑星イトカワの表面サンプルを持ち帰るという学術的成果も挙げた宇宙探査機、特に説明は要らないだろう。

 故あって、「はやぶさ」プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めた川口淳一郎さんの講演(の残念ながら一部)を聞く機会を得た。内容については、実際に講演を聞く機会を是非見つけて確認して欲しい。ここでは、講演でのプレゼンテーションで示された二つの「とんち」を紹介しておこう。

①「はやぶさ」はまさに「隼」だ!


②「隼」と「人」で(小惑星表面サンプルを)「集」めた。

2013/10/21

原子力発電は必要か?

 原発推進/反対の二分法に従えば、私は間違いなく推進側ということになる。ただ少しだけ丁寧に考えを書かせてもらえるならば、「我々は原発なしでは成り立たない生活様式を既に選んでしまった」という表現がより正確だ。そういう考えに至ったのは1985年ごろ、私が大学生になるころだ。その考えは今も変わらない。むしろ、より強くなっているというのが正直なところだ。

 1960年代生まれの人間の一部には、抜きがたい幼少期のトラウマが幾つかあり、一部は未だ解消されていない。
  • 1999年に恐怖の大王が降って来る。
  • 30年で石油は無くなる。
  • オゾン層の破壊によって強烈な紫外線が地表に降り注ぐようになる。
  • 全面核戦争が起こり、人類は絶滅する。
  • 地球温暖化が海面上昇を引き起こし、人類の生息域が著しく制限される。
ざっと、こんなところだ。

 恐怖の大王は置くとして、オゾン層の破壊と全面核戦争については様々な人々の努力、決断によりほぼ解消されつつある。石油枯渇も採掘技術の進歩によってやや先の話となり、シェールオイルやシェールガスが採掘可能となることで利用可能な化石燃料の埋蔵量(可採量)は増えたと言える(ただし現在のシェールガスの採掘方法の環境、地域へのダメージについては極めて悲観的な立場だ)。また、メタンハイドレードの採掘技術開発も進んでいる(気象変動による海流変化がメタン再放出に繋がる可能性もあり、メタンハイドレードの存在は両刃の剣とも言える)。

 となると、残りは「地球温暖化」である。先の台風被害も見るにつけ、気象変動は動かし難い事実として認めざるを得ない状況と思える。いわゆる温室効果ガス排出を原因とする地球温暖化は、いよいよ抜き差しならないフェーズに入った可能性が高い。近年の研究で、地球温暖化は明らかに加速傾向にあり、さらに進行を加速する要因や新たな問題の発生が予測されるという。
  • シベリアなどの永久凍土の表面が溶け始めた。永久凍土内には温室効果ガスであるメタンが大量に閉じ込められており、永久凍土が溶けることによってメタンガスの放出量が加速度的に増大、永久凍土の溶解も加速されて地球温暖化が一気に進む可能性がある。
  • 各地の大陸氷河は1990年代から後退傾向にあり、1980年代以前に形成された氷河が溶ける可能性が高まっている。1980年代以前の氷河には、炭酸ガスのほか、排出規制以前の化石燃料の燃焼や金属精錬加工過程で大気中に放出された重金属類、大気圏内核実験で大気中に放出された放射性物質を含んでいる。このため、氷河を水源とする水は生活用水としては不適となるどころか、あらたな公害病、被曝症状の発生源と成り得る。
両者ともに1980年代には既に警戒の声が挙がっていたが、環境保護に感度の高い欧州の一部の国を除くと、全くこれら警戒に対して積極的に反応した国はなかった。「我々は原発なしでは成り立たない生活様式を既に選んでしまった」という思いの出発点は、まさにここにあった。

 だから、採掘~発電~使用済み燃料処分の全ライフサイクルで炭酸ガス放出量が少なく、かつ排出量が管理可能な原子力発電に期待したし、それを進めることに一定の意味があるというのが私の考えだ。「我々は原発なしでは成り立たない生活様式を既に選んでしまった」のは仕方ないとしても、「何時まで原子力発電に頼るつもりなのか?」という問いかけに対する答えを口にするべき人間が口にしないことに非常にフラストレーションを感じる。

 1980年代前半の太陽電池は余りに変換効率が低く、風力発電用風車も材料の関係で大型化は望み薄だった。地熱、海水温度差、波力などの他の再生可能エネルギーも立地の制限や効率の低さから経済性の観点から普及は厳しいものだった。実のところ、これらの状況は今も基本的に変わっていない。人々の意識も決して変わったとは言い難い。先の震災後に様々な「節電方法」がTVなどで紹介されたが、個人的には笑止千万。大部分の工夫は1980年代から私などが当たり前に実践してきたことだ。

 1980年代前半との一番の違いは、蓄電技術のコモディティ化ペースの加速だ。ハイブリッド車はその一つの成果だと言える。蓄電技術のコモディティ化を推進するとともに、国内の炭酸ガス排出量の半分以上を占める自動車からの排出量を低減している。

 蓄電技術のコモディティ化は、一国のエネルギー政策や災害対策を変え得る。これまでの発電における常識は、「電気は貯めることができない」、故に「発電設備の容量は最大使用量で決まる」というものだ。これは、トータルでみた場合の発電総量が、トータルでみた必要電力総量を大きく上回るということだ。100%効率の蓄電技術がもし実現すれば、必要電力総量をいったん満たせば、もはや発電しなくても良いことを意味する。

 「今、原発は必要か?」と問われれば、「必要だ」と答えよう。

 「なぜ?」と問われれば、「地球温暖化対策と蓄電技術のコモディティ化を進める上でのベース電源として、もっとも現実的な選択肢だから」と答えよう。

 「将来も原発は必要か?」と問われれば、「原発依存脱却のシナリオを明確化し、具体的な目標と施策を決定し、それらを確実に実行しない限り必要だ」と答えよう。

 福島第一原子力発電所事故を経験しながら、国内の原発に対する議論は感情的で、規制側の対応は過剰に性悪説的に見える。そこには、論理性、客観性、合理性は無く、それらに基づく考えの導入を頑なに拒み、ポピュリズムに走る傾向すら見える。「悪を生むための相対的な正義」なんぞ要らないのだ。今こそ、原発の議論に論理性、客観性、合理性が求められていると思う。

 1980年代後半、米国のある工学生グループが掲げたスローガン:
Sunshine is ALL RIGHT! Nuclear power is ALL NIGHT!
私の考えもこれに近いところにある。再生可能エネルギーの導入促進と原子力発電所の再稼働がなぜ排他的なのか理解できない、両者の関係は極めて相補的としか思えない。「将来の原発依存体質の脱却のため、環境変動抑制のため、今こそ原発技術を最大限活用して時間を生み出さねばならない」、これは私にとっては論理的、合理的な帰結だ(客観性は低い)。

 「日本の原発に対する態度の一種の不健全さ」、海外の報道を見るに日本は再び理解不能な「不思議の国」としての顔を見せているやに思える。

2013/10/20

"Bizarre Love Triangle / feat. Megpoid Eng."リボーン

 いったん終わらせたつもりの"Bizarre Love Triangle"だが、さる友人から

「この曲のベースはもっとベキベキしてるもんだろう、カバーってよりコピーに近いんだからさ」

との言葉を頂く。うむ。

 ベース音は勝手知ったる"Z3TA+2"で作っているから、「ベキベキ」させるのは非常に簡単。エンベロープ・ジェネレータ(EG)とモジュレーション・マトリクスをちょいちょいいじること3分ほどで新しいベース音は完成、むしろベース音の輪郭がはっきりした分、全体の再調整に時間がかかった。

 結局、キック(バスドラム)の音は差し替え、他の音も一部定位を縦方向でいじることになった。また、キックとベース変更に伴ってボーカロイドの発声タイミングのリズムに対するルーズさが目立つようになったので、わざとずらしている所を除いて発声タイミングを再調整することになった。

 ベース音を除けば、まぁ、ぱっと聞きでは従来バージョンとの差は分からないだろう。が、自分の中では完全に別バージョンだなのだ。

2013/10/19

アクセス解析:検索ワードラウンドアップ:その2

 さて、第2回です。
  • KORG M01dと相性の良いDAWソフト
    KORG M01DはNintendo 3DSソフト、PC上のDAWソフトとの相性とは?3DS持ってないのでなんとも。

  • korg SQ-8 取扱説明書
    さる情報によると、KORG SQ-8の取扱説明書のオリジナルはKORG社内にも今や存在していないとか。海外のオークションサイトに英語版が13ドル程度で出品されています。

  • 宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック rar
    違法ダウンロードが狙いならその行為自体が罰則対象ですよ。"yamato 2199 ost download"の方が効率良いかも、あ、独り言です。
    ちなみに楽曲データの違法ダウンロードを刑罰化してもCD売り上げは回復していないそうで。レンタルで失われている売上の方が大きいのでは?レンタルを許してるからCD価格が下げられないんじゃないの?レンタルによる損失分も上乗せされた定価なんてのは客を馬鹿にしています。定価販売が保証される再販制度に胡坐をかいてちゃ文字通り座して死を迎えるだけかも、音楽業界の都合は理解に苦しみます。
    iTunnes Storeが先鞭をきって開けた風穴のひとつは、「欲しい1曲の為につまらない他の曲の分のお金まで客は払わなくても良い」ことかと思います。裏を返すと、売れる楽曲と同じCDに収録されれば、そのCDが売れる限りつまらない楽曲であってもその著作者には一定の印税が入ります。でも曲単位での購入が可能となると、売れる楽曲にパラサイトすることによる印税収入はもはや望めません。
    通信カラオケも含めて、今や音楽は曲単位で消費される時代になっているのかも。古いとか新しいとかではなくて、CDという媒体自体が「曲単位で消費される」ことに向いていないのは明らか。そうは言っても「所有」することを客が欲する楽曲は、音質も考慮すればCDなどの媒体で供給される意味も価値もあるでしょう。CD売り上げの回復には、「所有」に耐えうる楽曲の提供が必要なだけじゃないのかなぁ。

  • ios702 起動してるアプリを消せなくなった
    音楽ライブラリの肥大化で私はアプリ使わなくなりました。iPhone5Sでは"Blue screen of death"で勝手にリブートとかまで発生しているらしく、一週間で使うのをやめた"Windows ME"を思い出さざるをえません。「今時ブルースクリーン?」って辺りはまさに想定外級、「有り得ない」という言葉は今も昔もAppleのためにあるような言葉です。

  • 宇宙戦艦ヤマト2199 ギャラクティカ
    本ブログ狙い撃ち?某アニメ監督とその周辺狙い?どうでも良いけど"Blood and Chrome"を誉める人のセンスは理解できないっす…

  • ヤマト 出淵 バカ
    ノーコメント。ほんーっとに検索した人がいるのです、それも一人じゃな…

  • スマホユーザー 迷惑行為
    ほんーっと困るのよ。

  • ipod touch ios7.0.2 気に入らない
    iOS7.0.2はかなり良いと思います。音楽プレーヤーで使っている「赤」を目にする度にiPod touch自体を叩き折りたいぐらいの衝動を今も感じますが、大っきらいなだけで、気にいっていない訳ではありません。

2013/10/18

2π- whitenoise limited edition by Standuino

 ふらりとStanduino(チェコ共和国のシンセメーカー)のウェブページを覗くと、50台限定でシンセ"2π"を発売!とのこと。"π"の次は"2π"か…XBOXに例えるなら360の前が180だった、みたいな。ちなみに価格は170ユーロ、「個人的には即買い!って訳にはいかない」といった意味で結構微妙な値付けだねぇ。ソフトシンセZ3TA+2で今やっている「ノイズ作り」は、まさにこんな音を作ってるわけだしねぇ。

2013/10/17

奥さん、論文査読お願いします。:ワン・モア・タイム

 「これから英語の技術論文を書きます」という人に真面目な話をしておきませふ。私が査読する場合は下記の内容にはこだわりますよ。

 論文の1ページ目は大抵、タイトル、オーサー(ズ)、アブストラクト、イントロダクションまでしか収まらない。ここで「読む人」の立場から一種の模範的な1ページ目の書き方について書いておこう。
  • タイトルは本文を全部書いてから決めても良いぐらい重要だ。「タイトルに偽りあり」な論文はほぼ間違いなく中身も酷い。タイトルはまさに「つかみ」だが、アブストラクトやイントロダクションの文章とはイタレーションが必要だ。
  • タイトルで論文に興味を持った人は、アブストラクトを読んでさらに読むべきかを考えるか、アブストラクトをとばしてイントロダクションに入る(コンクルージョン(ズ)は1ページ目には含まれないからここでは「いきなりコンクルージョン(ズ)」の経路は省く)。
    ここで気にして欲しいことは、アブストラクトなりイントロダクションなりを読む人は、間違いなくタイトルを先に読んでいる。だから、アブストラクトやイントロダクションの冒頭で、タイトルで述べている内容に直接触れる必要はない。タイトルとほぼ同じ文章がそのまま書かれていると「オーサー(ズ)は頭が悪い」と思われる可能性を覚悟して良い。実際、アブストラクトの1文目を読んで一気に残りを読む気が失せた論文には事欠かない。
つまり、アブストラクトはタイトルから続けて読まれることを前提に書こう。極端な話、タイトルに書いてあることは書かなくても良い。アブストラクトはタイトルと切り離された状態で読まれることはないと見做して良い。タイトルとアブストラクトを続けて読んだ時にしっくりこない場合はタイトルが拙いと考えるべきだ。より具体的には、タイトルにアブストラクトに書いた方が良い内容が含まれているか、タイトルに書くべき内容が含まれていないか、といったところだろう。

 気持ちは分かるのだが、「タイトルで背伸びし過ぎて」いてアブストラクトとの整合性が悪い場合が多々見受けられる。

 イントロダクションも同様にタイトルから続けて読まれることを前提に書こう。だから、タイトルと同じことをいきなり書くべきではない。また、イントロダクションの出だしの内容は、タイトルを読んだ人がすっと話に入っていけるように書こう。イントロダクションの出だしとタイトルとのミスマッチ(関係性が見えない)を感じたならば、やはりタイトルが拙い可能性も考慮しよう。

2013/10/16

近況、十三度。:台風一過編

  • 台風最接近のタイミングで病院へ。強風に翻弄されながらも、なんとか傘で雨を避けながら2km強を徒歩で移動。病院では10分ほど停電、最低限の電源は確保されているようで窓口などでの混乱はなし。病院から出るともう地面が乾き始めていて、どうやら台風は通過したよう。
    帰り道で通行止め。見ると送電線のけっこう高い位置に車のカバーらしき大きな布が引っかかっている。周囲区画は未だ停電中のようで、交通信号も沈黙、先の震災での情況が頭をよぎる、電気が使えるのは有難いもの。途中で立ち寄ったコンビニも停電区画内にあったが、レジ用の非常電源は確保されているということで昼飯購入。
    自宅の区画は既に停電から復旧済みで一安心。午後からは出勤。

  • 病院への外出時に携帯電話を持ちだし忘れ。自宅へ帰ると迷惑メールが届いていて、先の震災時の腹立たしい経験を思い出す。
    私の居住地域は3日以上停電したのだが、もちろん基地局も停電でダウンしていて携帯電話は使えない。停電復旧直後は、取り敢えず近所の自販機へ水購入に走ったものだ。
    水入手後に自宅へ帰ると、3、4日分の迷惑メールが携帯電話に届き始める。纏めて届かず、5分おきぐらいに1つづつぽつぽつ届いてそのたびに着信音が鳴るのはかなりウザい、当然メール内容もウザい。加えて通話自体はまだ混んでいて、実家への連絡もままならない。そこへダメ押しのように新たな迷惑メールが届く。
    当たり前だが、迷惑メールは「空気を読まない」。状況によってはどうしようもなく腹が立つものだ。

2013/10/13

うちのiPod touchさん

 今回は私信。

 遠方の友人との電話で、「ついに音楽ライブラリが64GBのiPod touchでも本格的にきつくなってきた、ホーム画面は殺風景だよ」と言ったところ、「んじゃ、見せろ」と。とは言え、実は壁紙だけには少しこだわりがあり、1台毎に違うテーマ、というか違う作家さんの画像データを同期させています。

 アプリもムービーもビデオも今週中盤から全部削除したので、使うのはミュージック、時計、カレンダーぐらい。1台にはアプリとして「ポルトガル語-日本語辞典」だけは入れてありますが。

 1台は長大中さんの絵が壁紙です。複数の画風を持つ人で、「紅衛兵&筆のタッチが残っていてギリギリ写真じゃないことが分かる」という辺りが私のストライクゾーン。一種の制服フェチなのかも知れませんが、皆が同じ服を着るという状況下でこそ個々人の個性が強く出るような気がします。

 ちなみに紅衛兵や文化大革命については、一時期手に入る本は全て読んだ気がします。タイトルは失念しましたが、中国共産党が正式に文化大革命を総括した分厚い論文の日本語版も読みました。知り合いの中国出身の研究者と文化大革命について話をしたことがありますが、極めて否定的な見解を持っていました。個人的には、引き続く「下放」が残した多くの禍根が印象的でした。下放をテーマとした女性視点の映画として米国映画「シュウシュウの季節」があります。ほぼ同時期に中国で製作された「初恋のきた道」と較べてみるのも一興ですぞ。

 もう1台は中村佑介さんのイラストが壁紙です。私が画集を持っている作家さんは、高畠華宵、リキテンシュタイン、そして中村さんの三人だけです。

アクセス解析:検索ワードラウンドアップ:番外その1

 アクセス解析がちょっと面白いので、毎日チェックすることにしました。件数の少ない検索ワードは二、三日で表示されなくなるので、適宜こんな感じで挙げていきます。
  • ios7.0.2って何ですが?
    「何です?」ではなく「何です?」
    ?? 
    キーボード入力ミスとかをあげつらうつもりは毛頭無くて、「何故こんな検索ワードでこのブログが?」という驚き。

"ENOLA GAY/OMD"カラオケ

 146BPM, 44.1kHz/16bit .wav形式。ダウンロードできるので、お気に召しましたら如何様にも使って頂いてけっこうです。ただし、ダウンロード後の取り扱いに起因するいかなる結果にも、私は一切責任を持ちませんが。

 途中でうっすら入っている声は、ハリー・トルーマン大統領(当時)の広島への原爆投下に関する演説の冒頭です。原爆の取り扱いは被曝された方のことも考えればセンシティブにならざるを得ず、ある種の極めて時代的な能天気さへの皮肉として取り扱っているとしても、トルーマン大統領の演説を挿入すること自体に不快感を覚える方もいるでしょう。

 一言だけ言っておきたいのは、私の持つ戦争や核兵器への嫌悪感はおそらく一般的な日本人より遥かに強いだろうと思うということです。私の片方の親の田舎が広島ということもあり、幼少期より原爆や空襲の体験談を聞く機会も多かったのです。また、片方の祖父は南方の小さな島で玉砕、帰らぬ人となったのです。

2013/10/12

FIAT車3台

 さて、今日は朝から隣町に出かける用事があった。隣町への車の移動にはこれまでは国道1本しか経路が無かったのだが、半年ほど前にバイパス道が開通した。今日の移動にはバイパス道を初めて使おうと思っていたのだが、左折で従来通りの国道、右折でバイパスという交差点で左折してしまった。

 理由は、自分の目の前で連続して左折した2台の車がFIAT車だったせいである。1台目が初代PANDA、2台目がおそらく初代PUNTO(いわゆる鉄仮面)、そして私の愛車が2代目PANDA(2004年型)だ。

 カーディーラーの担当者が言っていたのだが、「対向車線を走る車の中で70台に1台以上の割合で見かける車種には、『物珍しさ』を感じなくなる」のだそうだ。近年はFIAT 500がそれなりに売れているが、それより前の世代のFIAT車の国内登録台数は全車種合わせても1/70に遥かに及ばないだろう。おそらく私にとっては一生で一度の機会、「FIAT車3台が続けて走ってます」という状況作りの誘惑に勝てなかったのだ。

1台目


2台目 "Don't You Want Me Baby?"


3台目 "Don't Call Me Baby."

2013/10/10

映画「キャプテンハーロック」ってどうだったの?

 観てもいない映画について触れるのは個人的にはルール違反なのだが、ちょいと思うところだけは書いておこうと思う。

 事実誤認があった場合はごめんなさい。

 「キャプテンハーロック」に関する情報で、正直びっくり半分がっかり半分だった点がある。CGキャラの動きがモーションキャプチャによるものということだ。個人的な意見だけど、キャプチャデータを使っちゃったら「アニメ」じゃない、おそらく"Animation"でもない。「幾らなんでも今時それは無いだろう」、というのが偽らざる感想だ。

 ディズニーに魂売っちゃおうが、Pixer Animation Studioでは3DCGキャラの動きは今だっていわゆる「手付け」だ。CGキャラの等身がどうのとかいう問題じゃない、"Animation Studio"と名乗るのは伊達ではないのだ。アニメーターの経歴もあり、昨今は3DCG演出で存在感のある板野一郎氏も、3DCGキャラの動きはやはり「手付け」が基本だとの考えと聞く。

 私は「キャラの動きにモーションキャプチャデータを使った3DCG作品」を否定したい訳ではない。

 単に、「キャラの動きにモーションキャプチャデータを使った3DCGムービーが作品たり得るなんていう考え自体が大いなる間違いで勘違い、最初っから踏み外してる。加えて言えば、そんなもんに金を出す人間の感性には言葉もない」と言いたいのだ。

 テクスチャーに頼りきったCGキャラ+モーションキャプチャデータによる動き、この組み合わせはPCやコンソールゲーム機のゲーム中ムービーの「かつての」定番手法だ。そのような手法を使いながら「作品たり得るもの」が作れるだけの力量がある人間は、力量があるが故にそんな手法は選ばないだろう。裏を返せば「そのような手法を選んだ」時点で、おそらく製作サイドに私が期待する「力量」はないということだ。

 更に被せるならば、「私が期待する力量」とは「想像力+創造力」である。或いは本人が本当にやりたいことをやりつつ、どうでも良いメロドラマを追加することで大ヒット映画をでっち上げてしまったジェームズ・キャメロン氏が持つような一種の「ずるさ」だ。

 モーションキャプチャ技術は、そもそも3DCGムービー製作のコスト(お金だけでなく時間も)低減のための技術だ。

「キャプチャデータをどう加工し、映像と言う最終的なアウトプットにどれだけの要素を新たに付加できるか」、

「最初」の勝負どころはそこにある。面白いもの、新しいものはその更に先にまで進まなければ手に入らない。キャプチャデータをそのまま使っただけでは何も生み出されない、出来上がりは物理エンジンのデモ映像レベルが関の山だ。30年来のSIGGRAPHウォッチャーとしては、「18年前だったら『凄い!』と言えたかもしれない」って感じかな。

 ちなみにモーションキャプチャ使って製作費30億円って、モーション手付けだと人件費膨らんで100億円とかかかるってことですか?節税対策?なんか変なお金の流れとか無いですか?

Native Instrument社にしてやられる

 "Native Instrument"(以下、NI)はドイツの会社で、モジュラー形式のソフトシンセ、ソフトサンプラー、エフェクターやDJソフトなどを開発、販売している。ここで言うモジュラー形式とは、まずプラットフォームと部品があって、ユーザーが部品の構成をプラットフォーム上で自由に編集できるというものだ。例えば"Reaktor"というプラットフォーム製品の場合、ユーザーは部品を組み合わせてソフトシンセを組み上げることができる。

 NIの商売の巧みなところのひとつは、「部品構成は編集できないが再生だけはできる」ソフトを無料配布し、「編集済みの部品群データ(なんて呼べば良いの?)」を商品として販売していることだ。上述の"Reaktor"の場合、再生専用の"Reaktor Player"が無料配布されている。「編集済みの部品群データ」は良い意味で所詮プリセットデータでしかないから、価格はそこそこに抑えることができるのが強みだ。

 私は"Razor"というソフトシンセ(のデータ)を"Reaktor Player"上で走らせて使っているが、重い(CPU負荷が高い)、不安定、という感は否めない。モジュラー形式というのは自由度の高さでは魅力的なコンセプトだが、リアルタイム性が要求される分野ではまだまだCPUパワーの向上が必要かと思う。JAVAアプリをイメージして欲しい。様々なハードウェア上で動作するものの、動作速度はネイティブコード(特定のハードウェア用の実行形式)には遥かに劣る。

 さてここからが本題。

 NIの製品で"Guitar Rig"というプラットフォーム製品がある。このプラットフォーム上の部品はギターアンプや各種エフェクターである。ユーザーは用意されているアンプ(実在するアンプの特性をシミュレートしたものもある)やエフェクターを好きなだけ組み合わせ、それぞれのパラメータを設定することで、望みの音作りにいそしめる、という趣向である。

 私がこれまで使用していたバージョンは"Guitar Rig 4 LE"というものだったのだが、アップデートパッチを当てたところエラいことになった。これまで見たことの無いアンプやエフェクターが追加され、"Guitar Rig 5"なんてものもインストールされていたのだ。

 「あぁ、アップデートで追加されたのね、有難いねぇ」などと思ったら大間違い。新しいアンプやエフェクターは上位バージョンの"Guitar Rig 5 Pro"で導入されたもので、インストールされた"Guitar Rig 5"の大部分のアンプやエフェクターは30分しか使えないデモ版なのだ。

 困ったことに、追加されたアンプやエフェクターに限って結構良い感じに音をいじってくれる。更に困ったことに、デモ版のあるプリセットが、ここ2週間程試行錯誤を繰り返していた音作りを一気に解決してしまったのだ。お金で解決できる問題は(納得できる額であれば)お金で解決するのが大人の特権であり、悪い癖だ。結局"Guitar Rig 4 LE"を"Guitar Rig 5 Pro"へとアップグレードした。

 偶然の巡り合わせがあったとは言え、アップデートパッチにかこつけてNIにしてやられたのは確かだろう。トロイの木馬も同然である。

 最後に、"Guitar Rig 4 LE"や"Guitar Rig 4"ユーザーで、「ボーカル向けプリセット」を"Vocaloid Editor 3"上で使っている人は要注意。

 "Guitar Rig 4 LE"は"Vocaloid Editor 3"上でも動作するし、実際重宝する。編集時の音が良ければボーカロイド編集作業もノレるというものだ。が、"Guitar Rig 5 Pro"にアップグレードしても「ボーカル向けプリセット」は増えないし、"Guitar Rig 5"自体も"Vocaloid Editor 3"上では使えないようだ。これらはかなり期待外れだったことは明言しておきたい。

2013/10/06

映画の大好きなオープニング3題

 今回のエントリはちょっとまったりと。すっと思い出せる「映画の大好きなオープニング3題」のご紹介です。「大好きな映画」のオープニングではありませんので念の為。

 まずは"The Billion Dollar Brain"。英国と言えばエスピオナージ(スパイ)映画ですが、本作もそんな一本。まぁ、映画のストーリーは原作小説のそれから大きく逸脱して、悪い意味で007寄りになってしまってます。製作のHarry Saltzmanは007シリーズの共同製作者でもあります。オープニングタイトルはコラージュなどを駆使した如何にも当時に多かった形式ですが、本作のものも出来は秀逸です。
 次いでは007シリーズから"Golden Eye"。「ゴールデンアイ制御システム」の如何にも実在しなさそうな佇まいや、ファムケ・ヤンセン演じるのゼニア・オナトップ(すげー名前!)の暴れっぷり(?)とか、何気に好きな作品です。オープニングタイトルは「ソビエト連邦崩壊」という状況をダイレクトに反映したものですが、煙、拳銃の銃口を女性の口から出すなど絵作りはフェチ度が高いと言うかかなり変態的です。まぁ、悪く言えば品がない、ということなんですが。
 最後は"Contact"。尺が長めなので少しダレるところもありますが、基本的には良作でしょう。オープニングタイトルは衛星軌道ぐらいから見下ろした地球の夜側の画、(映画製作時の)今時のラジオ放送っぽい感じの音で始まります。画面の地球が小さくなるにつれラジオらしき音声の内容が古くなっていき、やがて音は無くなります。つまり、画面に映し出されている宇宙空間は、人類がラジオを使い始めた時点の電波すら届いていないぐらい遠いということです。地球からのラジオ電波が届いていないのですから、その空間からの光も地球には届いていません。そして、その宇宙空間の情景を少女時代の主人公は想像力という力で見ています、といった感じのカットでオープニングタイトルは終わります。劇中で、主人公はそんな地球からはるか離れた宇宙の情景を実際に目にすることになるのです。

アクセス解析:検索ワードラウンドアップ

 久々に当ブログのアクセス解析結果を見てみてびっくり、アクセス数が5倍以上に増えている。理由は簡単で、みんなiOS7でエラい目にあっているようです。あなたは決して一人ではないですよ。

 という訳で、当ブログのアクセス解析から分かったみんなが使う検索キーワードまとめ(ラウンドアップ)です。件数よりもインパクト重視ですけどね。
  • iPod touch iOS7 不具合 アップデート
     アクセス数増大の最大要因はiOS7。
     個人的にはiOS7.0.2はかなり良いんではないかという気がしてきました。iOS7.0は無かったことするべきです、あはは。iOS7にアップデートするとカバーフロー表示がアルバムジャケットのタイル表示に置き換えられますが、これも割と使い易い気がしてきてます。ジェスチャでジャケットの拡大・縮小もできるしね。むしろiTunesのアルバム表示も同じようにできないか(アルバムタイトルとか表示しない)っていうぐらいの気分になってます。
     ただし、iOS7ではスワイプや拡大・縮小のジェスチャとか、各画面で要求される操作が整理されていなくて、「こうしたいんだけどどうすりゃいいの?」という状態に何度も陥っています。操作に関しては仕様が論理的ではありませんし、iOS6を基準にすると直感的でもありません。Apple製品ですからそのうち良くなります、iOS8が楽しみです。
     iOS6が基本的に横スワイプとタップだけで操作するように出来ていた訳ですが、iOS7はそうじゃないということを受け入れなければなりません。今回ばかりはMicrosoftチックでもあきらめましょう。「やりたいことははっきりしているのにどう操作すれば良いか分からない」という状態を生むというのは一種の不具合ではありますが、そもそもAppleってそんなしっかりした製品作った試しは無いでしょ?いつものことです。

  • iOS702 アイコン 色
     やっぱりちょっとケバい気はしますよね。個人的にはiPod touchは音楽プレーヤーとしてしか使ってませんから、起動後2~3秒を我慢すればケバケバしい赤い文字にイライラするだけで済みますよ。

  • ios7 アップデート 音質劣化
     iOSアップデートと同時期にそれまで使っていた既に型落ちヘッドフォンを壊してしまったので、iOS変更による音質変化は分かりません。あのビットレートのAAC音源では音質なんか気にしてもしようが無いかとも思いますが如何でしょうか。

  • iPod touch ios7.0.2  右にスライドで検索
     iOS7では縦スワイプで検索です。
    3つまであるどのホーム画面からでも検索にアクセスできるようになったという意味では、こちらの方法の方が合理的ではないでしょうか。iOS6のスワイプは一次元的、iOS7のスワイプは二次元的とも言えるかもしれませんね。

  • ios7でもカバーフローを使いたいios7 横にするとアルバム画面になってしまう
     カバーフローは過去のものです。ダサいです。使うべきではありません…とは言えないよなぁ。気持ちは分かります。
     iOS6でも画面を横にするとカバーフロー画面になりませんでしたっけ?

  • iPhone 脱獄 ios7.0.2
     脱獄???

  • iTunes 11.1 応答なし
     まるで潜水艦が出てくる戦争映画のタイトルみたいです。日常茶飯事なので私は全く気にしていません。
    そもそもAppleってそんなしっかりした製品作った試しは無いでしょ?いつものことです。

  • 2199*駄作、宇宙戦艦ヤマト2199 つまらない、2199 酷い
     まぁ、そうでしょう。

     2199のTV放送されたバージョンは過去のものです。ダサいです。観るべきではありません…とは言えないよなぁ。気持ちは分かります。そもそも×××ってそんなしっかりした作品作った試しは無いでしょ?いつものことです。

  • コスモタイガーⅡ 黒い部分
     確かに気になりますよね。ちなみにバンダイのEXモデルでの解釈は私は大嫌いです。
    おそらくあの部分のみだけいじっても、全体として整合性の取れる解釈は無理だろうと思いますが如何でしょうか。

  • イデオン 絶望
     どういう文脈で出てくる検索ワードなのかが全く推定できません。3日に1回はアクセスログに現れます。

  • 初音ミク V3 アクティベート
     アクティベートサーバーはまだ不調なのかな?

2013/10/01

最終回…で、完全新作劇場版ですか…

 「とんち」の意味をを調べると「その場に応じて即座に出る知恵、機知」ということらしい。

 「機知」はけっこうポジティブなニュアンスが強いから、あんまり自分のアイディアを「とんち」と呼ぶのは危険な気がする。本当にそのアイディアが「機知」と呼べるほどのものかどうか、判断は他人に任せた方が公平だ。

 最終回まで見終えて、ついに「とんち」を感じることがなかったことを明言しよう。

 単にご都合主義で、無用に感傷的で、時に演出が過剰に感覚的で、ネタを散々食い散らかしながら大事なところに限って回収しなかったのが「宇宙戦艦ヤマト2199」だ。物語や世界観との整合を欠いた「ちょっとしたアイディア」は「とんち」ではない。物語や世界観の論理性や合理性の欠如は回を重ねるにつれて耐えがたいレベルにまで達し、夢の機械「コスモリバースシステム」は作品の製作者のためにのみ存在することがあからさまとなり、「青い地球の回復」のカットにカタルシスはない。

 夢の機械は「可能性として有りうる世界」を現実とする一種の量子状態観測装置+αのようだ。2199における「波動」は、量子力学における「波動」と「まるで同義と解釈せざるを得ないように」取り扱われている。量子力学的並行宇宙仮説のひとつに基づけば、「地球が青いまま」の並行宇宙は存在確率がほぼ0%ながら存在する。存在確率が小さくともその状態を観測すれば、「地球が青いまま」の宇宙の存在確率は0%か100%の「どちらか」に収斂する。量子力学的並行宇宙仮説で保証されるのは実はここまでだ。

 一方、夢の機械は「必ず」望む並行宇宙の存在確率が100%の状態のみを選びとる(0%に収斂することを排除する)。つまり、夢の機械の機能は「量子力学的並行宇宙仮説で説明可能」かと見えつつ、実は最後の最後で「前提である(かも知れない)量子力学的並行宇宙仮説から当然得られる結果を否定」してしまっているのだ。「存在確率が100%の状態のみを選びとる」ことは、量子力学的並行宇宙仮説の枠組み内では不可能ということだ。

 考察や理解の浅さか、都合の良いところだけのつまみ喰いか、夢の機械はそんなものにしか見えない。「夢の機械は作品の製作者のためにのみ存在する」というのはそういう意味だ。

 そんな夢の機械の存在を前にしては、如何なる物語も成立し得るが故に如何なる物語も意味がない。それは「とんち」ではなく、世間一般では「ずる」と呼ぶ。比較的近いところでは、「エウレカセブンAO」の「クオーツガン」が夢の機械として「ずる」に加担していた。

 「あなたのやりたい事は分かるし、実際にやってるようだね」という言葉を贈ろう。問題は、「宇宙戦艦ヤマト」でそれらをやることの必然性が全くないことだ。私が改変部や新しいアイディアと物語や世界観との整合にこだわり続けた理由はそこにある。これではまるでファンフィルムであって、プロフェッショナルな仕事とは思えない。「木を見て森を見ない」とはこのことだが、OSTの異常なマスタリングなどに照らせば「木すら見ていない」とも思える。力量がなかった、常識がなかった、と堂々と言えるのならばそれはそれで清々しいが、どこまで自覚があるのだろうか。

 儲かる限り、そんな作品でも作られ続ける。だからそのような作品が生まれ続けることに視聴者側にも一定の責任がある。この辺りはちょっともどかしいところだ。

(2013/10/5加筆修正)