2013/01/30

年明けから調子低下でス…

 今回は完全に私信。

 遺憾ながら正月休み明けから体調が急降下。医者には「早く来んかい!」と怒られるわ、薬が増えて日中も眠いわで…会社には行けるが3時間ぐらいで集中力が無くなってしまう。頭だけは回るくせに手が追いつかなくてストレスが溜まる一方。ただし、考えていることがちゃんとしているかどうかはまた別問題だ。

 趣味の3Dモデリングは完全に封印、先の土日はiTunes Storeで映画レンタルなんかしてみた。「スタートレック」(2009)が意外に面白くてびっくりしたり、20年以上前に名画座で観た「激動の昭和史 沖縄決戦」「未知への飛行」を見直したりとダルダル過す。

 「男はつらいよ」シリーズもそうだが、「馬鹿」シリーズとか観るにやっぱり山田洋次監督の作風は変態的。大林宣彦監督の屈折具合と違って実に分かりにくく捻じれてくびれまである感じ。この感覚、なかなか伝わらね~だろうなぁ。そのカットだけ取り出せば笑えるが、ストーリー展開などの文脈を踏まえると笑えなく作ってある、といったところ。文脈を踏まえないと笑えないギャグをしょっちゅう使うモンティ・パイソンとはある意味対極かも。

2013/01/17

JR U駅の怪

 霊的な話とかじゃありません。聞いた遺憾な話と体験した遺憾な話。

 まずは聞いた話。

 数日前に積雪で首都高とか航空路とか大変なことになっていたという話はTVニュースなどでも報道された通り。実はJRもちょっと大変なことになっていたらしい。U駅はかつては地方からの集団就職列車が到着していたようないわば東京の玄関口、地方とを結ぶ特急の発着は今でも多い。特急を含めた列車ダイヤも積雪にダメージを受け、特急が定刻から何時間経っても発車できない事態が発生した。間引き運転やむなしという状況下で、駅側は指定席車両も全席自由席車両扱いとすることにした。どうやらとにかく発車できる車両にできるだけ乗客を乗せたい、という意図らしい。ここまではまぁ分からなくもない。

 問題①は「指定席特急券」を既に購入した人の取り扱い。定刻前に列車に乗り込んだものの、指定席には見知らぬ人間が座っている。聞くと、上記のようにこの列車は座席指定が無効となったと言う。そりゃ駅員に噛みつきたくもなるわな、「指定席特急券」を購入してた人は。

 問題②は指定席の取り扱い変更の放送によるアナウンスは1回だけで、掲示類も一切なかったらしいこと。つまり、「指定席特急券」を購入していた人で指定座席の取り扱い変更を知る機会がなかった人が大部分だったらしいということ。件の特急に乗ったということは特急改札を通った筈で、「指定席特急券」を見ながら改札員が何にも客に告げなかったというのも考えてみれば酷い話。そりゃ駅員に噛みつきたくもなるわな、「指定席特急券」を購入してた人は。

 で、駅員に噛みついた人も「窓口に行ってください」と言われるのみで、窓口に行けば行ったで座席指定分だけ払い戻しかと思うと特急料金まで払い戻されたという有様で、ある人は自由席特急券を窓口に並び直して購入したと聞くし、別の人に至っては自由席特急券の買い直しに時間がかかったせいもあってついにその日は列車に乗れなかったと聞く。

 あ、ちなみにグリーン車は自由席にしなかったらしいです。ここまで来るともう論理不在というか理解不能。

 ついで体験した話。

 実は上記の話を聞いたのは、山手線でU駅に向かう途中。U駅着後にホームで上記の話をしてくれた人と別れた後、当日特急券販売窓口に向かった。「19:00発、××まで」と告げ、窓口職員も発券時に「19:00発ですね」と”確か”に言った。

 本屋でも覗こうと考えながらなんの気なしに購入した指定席特急券に目を落とすと、なんと指定列車が18:30発の特急となっている!窓口に戻るのが筋だが、時間を確認すると既に18:27、窓口には5人ほど並んでいる。当然、窓口に辿り着いた時点で18:30を過ぎていれば窓口は指定変更なぞ受け付けない。”窓口側に非があって”も良心的対応なんて期待できないのはもう何度か経験済み。結局、18:30発特急に乗るべく特急改札を抜けてからは全速力で走らなければならなかった。

 ほんとにU駅ってのは上から下まで…。

2013/01/07

NHK大河ドラマ「八重の桜」、初回観ましたよ。

 冒頭の一連のシーケンス、銃発砲時の反動感の無さは特筆モノ。CGの外し感も半端無く、演出不在感があってかなりマズい感じ。

 銃の描写にフェティッシュ感が必要とは言わないが、それが皆無にすら見えるという辺りは意図ある演出なのだろうか。衣装にそれなりに凝っていて奇麗でもあるため、登場人物がどうしても人形然としてしまう。せめて「当たりそうに見える」銃の構え方ぐらいはさせるべきだ。弾丸が当たる側の描写もおざなりになりそうで、ちょっとばっかり今後が怖い。銃は相手を殺し得る武器であるものの物語上の重要アイテムでもあるわけで、銃(や人の生き死に)の描写の演出上の取り扱いは作品の品位にも関わると思うのだが今後は如何に。

 オープニング曲の最後のフレーズで映画「王立宇宙軍」をふと思い出す。ググッてみると「テーマ音楽:坂本龍一」、成程。